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**Rosalita**巴花と奇跡を巡る旅

ベルギーで初の映画鑑賞

2018.12.19 19:49

ベルギー生活も8年目にして

初めて、映画館で映画を鑑賞。


ベルギーやフランス映画ではなく

日本の映画


万引き家族


樹木希林さんをはじめ

リリーフランキーさんや、

安藤サクラさんなど

魅力的な俳優が出演されており

カンヌ国際映画祭でも

最高賞パルムドールを受賞されたことで、こちらヨーロッパでも話題となり

評価されているようです。


ベルギーでも、

私は平日夜の時間に行ったにもかかわらず、結構人が入っていました。


是枝監督は、

実話からインスピレーションを受けて

この映画を製作されたとのこと。


万引きで繋がる、訳あり家族。


他人と家族の境って何だろう…

血の繋がりって大事なのかなぁ・


本当の家族とは?


人間同士の絆って?


色々、深く考えさせられる

大変素晴らしい映画でした。


重たいテーマを

抱えた映画ですが

現実に、本当にこういったことは、

今の日本に実在しているであろう

出来事。決して他人事では無い。


海外、特に欧米の方が、

養子縁組など

比較的、隠さずオープン。

日本とは少し事情が違います。


貧困問題や格差社会は

どの国にもありますし

切実な問題です。


ベルギー人は、

この映画を観て

どんな風に感じたのか、、、

聞いてみたいところです。


私も、

日本にいる両親のことを

思ってみたり、


夫と二人きりの

これからの将来像や

家族のカタチについてとか…

考えてみたり。


ふと、今、いる

ここベルギー生活での人間関係を

思い巡らすと、

全く血の繋がりは無いけど

なんだか家族みたいに

無いものを補い合い

支え合うような

関係にあるお友達家族のことを

想ってみたり。

(そんな家族みたいな人たちと

たまたまこの映画を観たので、

なんだか不思議な感覚になりました)


この8年間、ずっと

我が子のように、可愛いくて、

成長を見守っている子がいます。

私は、今、その子に、

日本語を教えてあげています。


母親が日本人なので

元々日本語は

ある程度は出来る子なのですが、

限られた語彙力の中で

一生懸命に伝えてくれる言葉には

いつも、日本に対する愛を感じます。


人にモノを教えるって

本当に難しい。

まして、日本人として

当たり前に学んできた

日本語を、日本人では無い人に

教えるって、大変なんだなぁと

実感しています。


私のことを、親戚のおばちゃん?か、

気の合うお姉さん?のように

すごく慕ってくれていて

私も、本当の娘のように

想っています。

言葉以上に、心で繋がる感覚は、

この子とあるのです。


この映画、

その子の日本語課外授業として

一緒に連れて行きました。


どんな風に感じたのかな・


いつか、この映画の深い意味を

わかってくれるかな・


いつかの大人になってから

また、一緒にこの映画を観たりして

懐かしく思い出してくれたらいいなぁ、とか、色々想ってみたりして。


ベルギーに暮らしているけど、

半分日本人で

半分ベルギー人の彼女にとって

家族ってどんな感じなのかなぁ。


こう考えを巡らすと

私にも、

血の繋がりはなくても

家族みたいに慕う人が

いるってわかって

なんだか、

嬉しくもあり

照れ臭くもあり、 

あれこれと心配したり

喜怒哀楽がある関係って

やっぱり温かくて、

人間らしくて、

いいものだなぁと。


ベルギー流の挨拶だと

ぎゅーとハグしたりして

抱きしめられるから

気持ち的に

近く感じるせいも

あるのかもしれない…


こんな風に感じられるのも、

日本を離れて、出会った人々のお陰。


思わぬところから

神さまは、ギフトを授けて下さる。


人との絆、大事にしよう。