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坪内佑美

フランス、ベルギーの旅を終えて③

2024.07.03 03:31

いよいよ最終、ベルギー編です。

ここまで読んでた人いたらむしろ奇跡。


③ベルギー編


6/30 日

この日はAlexandre Cavalière のTribute to Didier Lockwoodの演奏を聴くため、単独行動でベルギーの都市Tournei へ。


いくまでに6時間、Bruxellesからの帰り道は3時間、時間と交通費を差し引いても、生で演奏が聞けたのは最高だった。


アルバムを聴いていてもライブで見ても、Alexandreさんもギタリスト、ドラマー、ベーシスト最高だなというイメージだったけど、

ライブで聴いていると、ドラマーほんと大好き。


Alexandreさんが機材トラブルに見舞われたときも柔軟に対応、全ての編成を楽譜を見ずに記憶してこなし、個人のプレーだけでなく、他の楽器とのインタープレーも豊富。Alexandreさんもドラムとの絡みがとてもあって、ああ、これ、こういうのやりたい、もまた思いました。


他のメンバーも鬼ユニゾンを。


また音響、照明も素晴らしくて、プレイヤーへのリスペクト、愛を感じました。

横のお客さんに「わ、バイオリンじゃない、あなたも弾くの?」と声かけられましたが、「日本から来ました、ジャズバイオリンやったマス」とぎこちなく返答するのが精一杯w

散々フランス語勉強したけど、結局話せても聞き取れないので、途中から英語に。


流石にTourneiのフェスではフランス語を話してみるも、ビールの名前も読めずなかなか混乱。

隣の男の子が正しい発音で伝えてくれて事なきを得るw

ありがとう…!



7/1 月

この日は電車で1時間、ベルギーの首都Bruxellesへ。


Alexandreさんにレッスンしてもらう予定が、二日酔いとのことでドタキャン(おいw)


1日ベルギーを散策、午後には大人しくバスに乗り3時間かけてParisへ。なんとバスは2700円。

BruxellesからAmsterdamまでもバスが出ていたり、(地図で調べたらそっちの方が近い)

Paris からBruxellesまでユーロスターに乗れば1時間ちょっと。イギリスまでもユーロスターが出ている。

イギリスの友人たちは、バスと途中フェリーに乗って来たと。

交通の便を考えると、どこにいくにも飛行機に乗らないといけない日本と比較して良いなぁと。

またブラジル、アメリカなども近い。(実はキャンプ中、ブラジルで会う予定のPaulus Schaferとも会って話ができた。このアルバムめっちゃ良いよ背後から話しかけて来たw)


そして夜はキャンプ中ニアミスで会えなかったOrianeと再会。少しセッション参加してホテル帰宅。



7/2 火

少しスーパーでお買い物をし、空港へ。

無事にエッフェル塔のオリーブオイルも入手したしニコニコで帰国。(完全なるミーハー。値段は聞いてくれるな)



最後に

感じた事、考えた事

さて、少しずつ思った事をぶちまけてみたけど、約12日間のヨーロッパ滞在を経て思った事。

良かったのは町並みが美しいし、パリ市内どこにいくにも地下鉄で移動できるし、涼しいので体力の続く限り何時間でも歩ける。

音楽の需要が高く、良いプレイヤーも多い。お趣味プレイヤーもいるけど、多くがプロ。プロ中のプロ。

お店、イベント、PAさん、照明さん、全ての人が演奏に対しリスペクトがある。


ただ、嫌な事も少なからずあり。

電車はエスカレーターのみならず、エレベーターもなし。完全に止まってない状態で突然ドアが開く。

言葉は分からない(勉強したけど足りずw)し、分からないと、「この子フランス語わからないのよ(と言われてる気がする、多分あってるw)」と仲間に入れてもらえないし、「(フランス語でフランス語喋れないんですと伝えると、)あ、じゃあ良いです〜」みたいな雰囲気、ツラァw これでも頑張ってるんだけどぉw

台湾の友人はGoogle翻訳使ってなんとかコミュニケーション取ってくれるぞ…


そして衛生面、めっちゃ汚い、トイレは多くが便座がないし、もちろん汚れてる。詰まってる。

道端は尿臭する。ホテル内はカビ臭する部屋もあった。結構体に悪いのでは。

衛生レベルは台北と同じくらい(結構汚かったよねw)

涼しいからゴキブリがいないのはまだマシか。


言葉も通じない、知らない人とジャムる勇気のなさ。

一部の人は声かけてくれるものの、すごい人数であまり顔も名前も覚えられず声かける勇気なし、

そして、つまらないセッションだとみんなどっか行っちゃう。(そういう事じゃないかもしれないけど)


なかなか、英語の自信もなし、英語喋れない人も多くて、リーダーシップ発揮したりコミュ力を出す勇気もなし。


ジプシーの音楽に対して思った事は、サモロー滞在編で記載した通り。


私には私のスタイルがあるはず、もっと自分を見つめ直して、自分のスタイルを磨いていく他ないのだと思った。


また帰国中飛行機の弱いWi-Fiのなか、これを執筆中、ジプシーの人のギタリストとのやり取りがあり、

Wi-Fiがなくて多分理解できないと思うとフランス語で送ったら、英語に切り替えて、キャンピングカーで移動しながら生活して、キャンプサイトで演奏したり、街で演奏する生活してるけど、来たかったら来なよと。


帰国したらまた1人で自分と向き合おうと心に決めてパリを出たけど、なるほど、そんな方法もあるのか。

今回は色々と勉強になっただけでなく、そんな人との繋がりができたことも含めて、良い旅だった。


まぁとりあえずは金欠の日々が続くので、

次はブラジルまで、ポルトガル語の勉強、バイオリンをやりつつ、しっかり看護の方で働いておこう。


というわけで完結。

今後気が向いたら、今後行きたい人のためにコラムでも書くかも。