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京都・長岡京市の心ときめくボタニカルショップ【3選】

2024.07.10 04:12

長岡京市には、地元のほか遠方からもたくさんのお客さんが訪れる人気のボタニカルショップがあることを知っていますか?心を癒す植物は、少し取り入れるだけで日々の暮らしがグッと豊かになりますよね。

今回は、西日本最大級の園芸店から施設植物園、そしてアレンジメントや花束を得意とするフラワーショップまで個性あふれる3店を編集部スタッフがピックアップ!それぞれ特徴があるので、ぜひ、全店巡ってみてくださいね♪


\紹介するお店はこちら!/

✼ロビンガーデン

✼blancmûr(ブランミュール)

✼Flower Garden Hanako(フラワーガーデン ハナコ)

※植物はいずれも撮影時のものです。季節や仕入れにより品ぞろえは異なります。


西日本最大級!年間約6万人が訪れる園芸店

ロビンガーデン

光明寺の前を通る丹波街道を少し北へ行くと、気持ちよさそうに木々がそよぐナチュラルガーデンが見えてきます。こちらは、西日本最大級の園芸店「ロビンガーデン」。室内向けの観葉植物や屋外用の植木や苗など、約1,000坪の敷地に1,000種類ほどの植物がそろいます。

屋根付きのエリアが広いので雨の日でもゆっくりとお買い物ができます

ちなみに店名のロビンは、代表取締役の中井さんがオープン当初に飼っていた愛犬の名前なんだとか。犬だけに限らずペットと一緒に来店OKというのも嬉しいですね♪

広い店内には植物以外のアイテムも大充実!土、肥料、薬品などの園芸資材から、ディスプレイに使えるカゴやハンギングなどの雑貨まで種類豊富。ここに来れば、初心者でもすぐに園芸をはじめられますよ。

鉢のサイズやデザインも幅広くそろい、中には海外製の貴重なものも
右:代表取締役 中井 康紀(やすのり)さん、左:マネージャー 山下 真美さん

「多様化するお客さまのニーズに応えるため、東京、愛知、大阪、京都と4つの市場から仕入れています」と教えてくれたのは、代表取締役の中井 康紀さん。

園芸資材の卸売、大規模園芸店、花き市場と業界の中で幅広く働いた経験を活かし、豊富な品ぞろえと特A級の品質にこだわった仕入れを行っています。

左からピーマン(京みどり)、パセリ、青チマサンチュ。野菜の苗も販売中

ちょっと変わった植物などは、希少品種が手に入る卸売まで買い付けへ。山野草、野菜、ハーブ、観葉などなど、専門性の高いものは、それぞれ得意とするスタッフに任せているため、初心者だけでなく、園芸好きも大満足のラインナップが実現しています。

また、「ロビンガーデン」では、小規模・低予算から庭づくりのお手伝いも。予算や好みを伝えれば、プロが素敵な庭を提案してくれますよ。気軽にスタッフに声をかけてみてくださいね。

お店が目指すのは、“地域のオアシス”のような存在。植物をきっかけに、みんなが集まる場所にしたいという思いから、感謝祭や移動動物園など、さまざまなイベントを行っています。くわしくはお店のInstagramより告知予定!ぜひ、たくさんの中からお気に入りを見つけるワクワクを体感しに来てくださいね♪

Information

ロビンガーデン/075-959-4411/長岡京市粟生北野10/9~17時/不定休※インスタグラムにて告知/阪急「長岡天神」駅より阪急バス「20,22系統」乗換え約10分、「光明寺」下車すぐ/P40台/HP@robingarden02


アレンジメントと花束にセンスが光るフラワーショップ

blancmûr(ブランミュール)

阪急「長岡天神」駅から徒歩約5分、住宅地にひっそりとお店を構えるフラワーショップ「blancmûr(ブランミュール)」。こぢんまりとした店内は大小さまざまなグリーンであふれ、隠れ家的な雰囲気に自然と胸が高鳴ります♪

奥から優しい笑顔で迎えてくれたのは、店主の佐野 寿美(かずみ)さん。フラワー装飾技能士1級 職業訓練指導員や、京都府花商フラワー装飾技能職訓練校の講師を務める花のスペシャリストです。なんと、オランダ日本国政府館に作品を出展した経験の持ち主!

現在は向日市に住んでいる佐野さんですが、以前、セブン通りにあった生花店で店長を務めていたこともあり、親しみある長岡京で自身のお店をオープン。今年で20周年を迎えます。

写真中央は、葉脈が金色に輝くジュエルオーキッド。ほかにも質感や柄など個性豊かな葉を持つグリーンがそろいます
店名はフランス語の造語から。「blanc(ブラン)」は白、「mûr(ミュール)」は「成熟した大人」を意味します。「純粋無垢な白色と果実が熟したボルドー色、どちらも好きなので両方併せ持つお店にしたいと思ったんです」と、アレンジメントや花束を得意とする佐野さんらしい名前の由来。
「blanc(ブラン)」の白と「mûr(ミュール)」のボルドー色のお花で表現してくれました!

「”面白い花束”というユニークな依頼を受けたこともあるんですよ。そんな時はちょっと変わったガーベラを入れてみたり…」と、次々に登場する新品種も積極的に取り入れています。

お客さまからの抽象的なイメージを膨らませ、花へと落とし込んでいく表現力はさすがの腕前。なんとプロポーズの成功に一役買ったこともあるのだとか!うれしい報告が聞けるのも、小さなお花屋さんならではの魅力ですね♪

ガラスケースに並ぶ生花は並んだ時の色合いを意識し、お客さまの目を楽しませているそう。どれもフレッシュで生命力あふれるものばかり

アレンジメントや花束は、予約制でのプライベートレッスンも(くわしくはお店まで)。購入は、お花1本からでも大歓迎!佐野さんのセンスに頼れば、差のつくプレゼントになりますよ。

Information

blancmûr/075-952-0600/長岡京市天神1丁目21-25/10~18時※土日は17時まで/火曜定休※不定休はインスタグラムにて告知/阪急「長岡天神」駅から徒歩約5分/Pなし/@blancmur.flower


施設植物園としても楽しめる♪ 心安らぐフラワーガーデン

Flower Garden Hanako(フラワーガーデン ハナコ)

住宅が建ち並ぶ一角に現れるフランス風ののどかな田舎風景。一変する景色に思わず足を止めてしまうこちらは、苗の販売や寄せ植え・植栽を手がける「Flower Garden Hanako(フラワーガーデン ハナコ)」です。

「買わない人も私設植物園のような感覚で立ち寄ってみてくださいね!」と明るい声で話しかけてくれたのは、店主でありガーデナーの柴田 政代さん。無人販売も行っているので、ふらりと立ち寄ることもできますよ。

モルタルアートで建てた小屋がお店の目印です。取材に訪れた初夏の頃は花ざかり。アンティーク調の雑貨や植木鉢に草花が元気いっぱいに繁り、心安らぐ空間が広がっていました。

花の仕入れは週2回市場へ。セリにかかる前の苗を、目の前でじっくり選んで仕入れています。「セリ前は少し値が張りますが、なるべく状態の良い苗をお客さんにお届けしたいので」と柴田さん。植木鉢を持ち込めば、素敵な寄せ植えを仕上げてくれますよ。また、不要になった植木鉢の無料引き取りサービスも行っています。資源の有効活用に取り組んでいるので、ぜひ気軽に相談してみてくださいね!

花がなくなった時も美しいように、葉の色、形、質感にも気を配るのが寄せ植えのコツとのこと


一時は年間2,000人ほど、全国でも類を見ない規模の生徒を抱え、寄せ植え教室を手がけていた柴田さん。今も出張教室のほか店舗となりの自宅で教室を開催しています。

自宅の中もアンティーク調の家具や緑があふれ、上質なプライベートサロンのような雰囲気。教室のほか2,3ヶ月に一度、地域の人たちの集まる場所として開放しています。

「鉢にこだわれば、たくさん植物を置かなくても雰囲気が出ますよ」

以前はアンティークショップなど数店舗を経営していた柴田さんですが、今ではこちらのお店だけに専念。グリーンアドバイザーの資格を活かし、学校や老人ホームでの植栽に力を入れています。「土を素手で混ぜている時が一番幸せ。好きなことを通じて地域の人の役に立てればもっと幸せです」。柴田さんの生き生きとした笑顔が植物だけでなく地域にも元気を与えてくれています。

Information

Flower Garden Hanako/075-957-8750※寄せ植え教室のお問い合わせは090-2018-0602まで。/長岡京市梅が丘2丁目85/10~17時※無人販売あり/不定休/阪急「西山天王山」駅から車で約4分/P1台(南へ2筋目のパーキング内)/@flowergardenhanako