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©︎ASHiNA’s

親父

2018.12.20 01:10

おはよう!

今日もめっちゃ寒いね!いよいよ年末って感じだね〜


けど、もしそんな挨拶をしているテレビを”あの人”が見ていたら…


「何言ってんだ!?

みんな年末に支配されすぎ!

年末だから寒い。年末だから忙しい。年末だから仕方ない。年末だからお腹空いた。年末だからお風呂入ろう。年末だから開脚始めよう。年末だからお魚食べよう。年末だからマックは禁止。年末だから大掃除しなきゃ。


年末以外にやれ!」






テレビの0.5m以内に近づき

カーペットに寝そべり

演説くらいの独り言を話せる強者こそ

そう、僕の親父だ。



左から、デブ兄貴(16歳)キモ髪型あしな(15歳)親父(いくつか忘れたw)




僕の親父は、変な奴だった。

正直、小さい頃はどんな仕事してる奴かまじで知らなかった。


お母さんが冗談で

「パパは、殺し屋よ?そして、ママは魔女!」

って言われた時


そういう場合どっち継げばいいんだよ!!


って真剣に悩んだ。信じてた。

時間返せよ、お母さん。

(お母さんの変人っぷりは、明日紹介するね)


んで後々、知るんだけど

親父は、空港で働いてた。まじですごい。


んでもっと後々、知るんだけど

親父が入社した時の倍率は、30倍だったらしい。しかも親父高卒だぜ?しかもその高校、名前書いて、大きい声で「頑張ります!」って言ったら入れんだぜ?ワイルドだろ!!


とにかく親父は、何十年間も空港でバリバリ真面目に働いてた。


でも小学生の頃、誕生日プレゼントは全部パチンコ屋の景品だし。

街で外国人が困っていたら真っ先に話を聞きに行ってあげてたし(日本語しか喋れないのに)

夜勤明けに、髪ボサボサ、髭ボーボー、服ダサダサで、前と後ろ両方にカゴ付いてるおばあちゃんのチャリンコ乗ったまま、俺ら兄弟の野球の試合をグラウンドに入らず見て泣いてたらしいし


やっぱり変わってた…

とにかくみんなにいじられた…笑

(親父のアダ名は、プー太郎だった笑

本当、小学生ってモラルないよね笑)



そして僕は、そんな変わり者の親父の事が…



大っ嫌いだった!!!!!



(大好きっぽく書いてんのに!?笑)





何故なら、僕だけをイジメてきた。


兄は、昔から勉強もスポーツもめちゃくちゃ出来た。そっから更に努力し、そんな兄を親父は気に入ってるように見えた。


一方で、僕は昔から勉強もスポーツもめちゃくちゃ出来ないし、友達いないし、ガリガリだし、学校で軽くイジメられてるし、、、なんか男からみたら、なよなよしてて、めっちゃキモかったと思う。親父は気に入らなかった。だからイジメてきた。


親父の姉であるおばさんは、

「愛だったのよ?しゅうちゃんの事が心配だったから、あの人不器用じゃない?愛情を伝えるのが下手くそだったのよ…」

と僕が高1の時、親父のお通夜の時に教えてくれた。


そうか。僕が生意気言ったら、ブチ切れて、僕を持ち上げ、窓ガラスにぶん投げられた、あれは愛情表現なのか。

たしかに愛を伝えるのは、下手クソだ。


とにかく、どんな時もイジメられた。

飯が食うのが遅いと殴られ

人を待たせるなと殴られ

貧乏ゆすりするなと殴られ

成績が悪いと殴られ


1番印象残ってるのは、殴られることなんかよりも

小学生の頃

親父の勧めで始めた野球を見に来た親父が


「いつまで野球やってんだよ!向いてねーよ!さっさと辞めちまえ!!」

ってみんなの前で言われた時だ。


おいおい笑笑 ヤジ飛ばすなよ!笑笑

んで最後まで責任持てよ!馬鹿野郎!!!



親父は、無責任だ。


野球をさせたかと思うと、辞めろっていうし

自分の価値観だけで、暴力も振るうわ、怒ってくるわ。

高卒の癖に、勉強しろつってくるし

ギャンブルばっかしてるし、

兄を贔屓するし

んで、挙句の果てに、早めに死んじまうわで、無責任過ぎるだろ!!




今、書いてて

強く思う。



めちゃくちゃ素直で

責任感のある

カッコ良い親父じゃねーか。



親父は、おばさんに

「秀介は、好きなもんがねーんだ。何やらせても、すぐに辞めて、ゲームばっかしてる。あいつ勉強もスポーツも好きじゃねーと思うし、あいつが好きなもん見つけたら応援してやってくれ。」


だから僕は、今、お笑い芸人をやれている。


僕は、子供もいないし、奥さんも自分より早く亡くしてない。


親父は、1人で僕の高校受験の面倒を全部見てくれた。そんな細かい作業やったことねーのによ。無理して、親としてのプライドなのか頑張っちゃって。んで僕はそれに甘えて。


その作業は、仕事をしながら、睡眠時間も削って。時には、仕事も急に休んだり、会社で白い目で見られながら。


兄を贔屓なんかしてなかった。

家族丸ごと、贔屓してた。


無責任なんかじゃなかった。

必死に、僕の好きなことを、時には暴力って良くない事をしてしまっていたけど、僕と同じ立場に立って、考えて、考えて、考えて、何が何でも見つけようとしてくれた。


んで、死んじゃった。





なんか色々嫌な事もされたし、親父のやり方が100%正しい訳じゃない。


ただ、1つだけ言えるのは

僕は、今も、親父に背中を押され続けて、好きな事を一生懸命やっている。


好きな事が沢山見つかったよ。

あとは、やるだけだね。


ヤジを飛ばされないよう、必至に食らいついていくよ。


PS 30分で書くつもりが1時間半くらいかかっちゃった笑

明日お母さんの話をします。見てね!