猫風邪の特殊性(後々まで残る厄介な症状)
2024.07.04 07:17
よく、猫風邪、猫風邪と表現していますが、実際の名称は、猫伝染性鼻気管炎と呼び、ただの風邪とは一線を各します。
ポイントとしては、ヘルペスウイルス属であるウイルス。
これは人間の帯状疱疹と同じく、感染後神経に入り込み、潜伏してしまいます。
要は、ストレスや体力が落ちた際に、自分の中から猫風邪のウイルスが復活してくるんです。
また、ヘルペスウイルスと一緒にかかることの多い、カリシウイルスが更に悪さを起こします。
このカリシウイルスは舌潰瘍、口内炎他にも色々と攻撃を加えて来ますが、弱った体に上記の症状を加えることで、餌を食べられなくして、体力をより落とす、厄介なウイルスです。
そしてこれらのウイルスが悪さをしている時に、加えて悪さをする、パスツレラ、バルトネラ、という2種類のばい菌が自分の住処を建設してしまうんです。
建設場所は主に鼻と目。
そう、皆さんもご存知だと思いますが、常に涙を流している子、膿状の鼻水を流している子は風邪が早い段階で治ってくれず、ばい菌の巣を作られてしまった猫ちゃん達なんです。
もちろん、猫風邪はできるだけ早く治した方が良いですが、中にはこのばい菌達の巣作りがとても早い猫ちゃんもいます。
基本的にウイルスには抗生物質は効果がないのですが、同時に攻めてくるこれらのばい菌を退治するだけでも、その後の症状、病気になりやすさなどが変わってきます。
ちょっとした涙だ、少し鼻水が出ているだけだ、なんて思わずに何か症状が認められたら、病院に来てみましょう。
もちろん、ただのアレルギー性鼻炎だったりすることもありますが😉