出張講座!中央大学国際開発論+林光洋ゼミ
先日、貴重な機会を頂き、中央大学経済学部3年生が履修する国際開発論の一コマで、私たちAHHA Educationの活動を紹介してきました!
2015年に打ち出された、持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)。2016年から15年かけて世界が目指していく、17分野にわたる開発目標。その一つは教育です。
" Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.
(教育とは、世界を変えるために用いることができる、最も有力な武器である。)
-Nelson Mandela ネルソン.マンデラ "
私たちAHHA Educationが目指すのも、その教育活動を通して、社会に貢献できる人材を育成することです。
東ティモールの卒業生、多兄弟だったために幼少期を叔父の家庭で育ったカルロス君。畑仕事を手伝い、学校に行くのもままならず、“賢くないし、自分にできるのは力仕事ぐらい”と、まわりに言われるがまま自分でもそう思っていました。それでも、どこかでは“ちゃんと教育を受けたい”との思いがあり、家族を説得し、首都ディリのAHHA Educationに入学。
英語を学び、話せるようになった後は、学校のプログラムを通して、英語を教える事を学びました。村へ戻り、いつかの自分のように教育の機会を持てていない子どもや青年を対象に、分校を開き、教える日々の傍ら、学校の運営を経験をもって学びました。
全寮制プログラムを卒業したのちは、そのままAHHAの先生となり、国際留学プログラムでカンボジアやマレーシアにも行きました。
クラスルームで学びと、色々なチャレンジから得た経験が、気付いた時には “自分なんて何かできる人間でもない”と思っていた、彼自身の自分の見方を変えていました。
カルロス君は現在も、AHHAの先生として学校の運営に携わっています。
確かに、職に繋がる知識や技術 - ハードスキル を伸ばすことは大切です。でも、それと同じくらいに自分を信じる心だったり、社会のなかで良い人間関係を築ける力 -ソフトスキル を育てることも大切です。
それが、
"Intelligence plus character that is the goal of true education
(知性と人間性、それが真の教育が目指すものである)
- Martin Luther King Jr. キング牧師 "
ということだと思います。
今日も、カンボジアや東ティモールの私たちの学校では、沢山の生徒達がそんな二つのスキルを磨くべく、奮闘中です。
でも実は、この二つのスキルは、カンボジアや東ティモールに限らず、日本だって、言ってしまえば、世界のどの国の若者にも通じて言える事ではないでしょうか。
“ほとんどの人間は、自分で何もできないと思い込んでいるだけだと思った。変わろうとしないだけで、しっかり取り組めば道はひらけるのかなと感じた。”
“自分の語学力では難しいかも、と思っていた留学ですが、カルロス君のように、自分の可能性を広げるためにも、私もチャレンジしようと思いました。”
“語学力だけでなく、キャラクター性やリーダーシップ性を築き上げなければならない、という事は今大学生である私にも必要なことだと思いました。”
学生からは、様々な感想をいただきました。
90分という限られた時間でしたが、国際協力についてだけでなく、自分の進路や、何か挑戦したいことへの一歩を踏み出すことへのヒントを感じてくれていたら嬉しいです。
講義の後は、林教授のゼミへおじゃまして、学生の研究発表を聞いたり、私たちの発表の質疑応答をしました。
沢山の可能性を持つ大学生に関われる機会を頂けて、嬉しかったです!
中央大学林光洋教授、林ゼミの学生さん達、ありがとうございました!
学校、またはサークルなどの個人グループへの国際協力トピックでの出張講座、ワークショップ、随時行っています。
また、この現地の学校の様子を見に行こう!というカンボジアツアーの企画も進んでいます。
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AHHA Education Japan