「大学院生ボクサー・坂本真宏」世界戦へ
2018.12.20 10:20
みなさんこんにちは。阿加井秀樹です。
大晦日にマカオでIBFフライ級チャンピオンに挑戦することを発表した大学院生ボクサーの坂本真宏選手が話題となっています。「国公立大大学院生ボクサー」の世界戦は日本ボクシング界初となるのだそう。
なんでも坂本真宏は機械物理学系を専攻する“理系男子”。しかも高校時代は帰宅部で大学からボクシングを始め、卒業後にプロになったというのだから驚きです。
世界戦は数千万の経費が掛かるため、一時は断念しかけた坂本選手に手を差し伸べたのが大阪市大の荒川哲夫学長。「文武両道の最先端をいっている坂本君を、個人的にも応援したい」といい、所属ジムの枝川会長と大学OBの橋渡し役を買って出たとのことです。
「ベルトをとったら、初防衛戦は大阪市立大の体育館で」といった坂本の熱意でスポンサーが9社集まり、その中には創設者の鳥井信治郎氏がOBのサントリーも名乗りを上げています。
しかし、現段階では坂本にファイトマネーが支払われる余裕はありませんが、「人生で一度あるかないかのチャンス」として迷いはない様子。井岡選手や京口選手と共に、大晦日は坂本選手の試合も要チェックですね。
それではまた。
阿加井秀樹