今日からシングル!ダブルワークを終了しました。
私の人生に一区切りがついた日。
昨日はデスク・PC・電話、シュレッダー、そしてトイレやタオル、コーヒーにも「ありがとう」と「さようなら」を告げてきました。
15年半ほど前に ハローワークでこの事務所を見つけた時の条件は「簿記がわかる人」
私はと言えば 借方も貸方もまるでわからない、簿記の知識なんて皆無だった専業主婦。
でも直感で「ここしかない!」と思ったのは覚えてて。
「これから仕事しながら勉強します!!」って強い調子で言いきったんだそうです。
「やる気満々だったよね~。」と昨日、送別会の席で上司が笑い話のように聞かせてくれました。
生活のため、学費のため。自分で自由に使えるお金のため。
スタートはそこだったけれど、もともと数字を扱うことが嫌いでなかった私は 簿記の面白さにはまり込んでしまってました。
頭の中でとっ散らかってたことが だんだんとはっきりした点となり線となり 処理が進んで書類が片付いていくことに達成感はいっぱい。
検定試験に受かるたびに時給もあがるものだから
「わかる」が喜びに変わってモチベーションはどんどんアップ。
事務仕事の楽しさと脳みその活性度とは この頃(40歳過ぎ)がピークだったかもしれません。
また、尊敬できる2人の女性とともに長い時間を過ごせたことも私の財産になったと思います。
- 相手の気持ちを尊重する。
- 守秘義務の徹底。
- 自分の主義・信念は(いくら押し切られても)安易に曲げない。
- 人のことを1側面からの思い込みで評価しない。
1人の個人事業主として、誠実にお客さまと向き合う姿からは たくさんのことを学ばせていただけたし、
2人とも常に私のことを優先して考えてくれていたので、とても居心地がよかったのは確かです。
でも一方で
「これは私の一生の仕事ではない」というのにも うすうす気づいていて
どこかで決着をつけないといけないとも感じていました。
この15年ほどの間に通信環境は様変わりし、合理化が進み、なにより私の気持ちが変化してきました。
「理想ボディメイクで独り立ちしたい」
このことは早くに上司にも伝えていました。
子供の頃からおデブなことに悩んでた私が もっと早く出会いたかったメソッド。
「恋愛も仕事も、結婚だって 諦めるのはまだ早いよ♡」
伝える手段は 言葉ではなく手のひらです。
…流れってありますね。
とあることがきっかけとなって決心がつき、こんな素敵なお花で 気持ちよく送っていただきました。
2人には感謝以外に思い浮かぶ言葉がありません。
幸せな時間をありがとうございました。
15年半といえば 小学校に入学した子が 大学を卒業するまでの期間です。
その間に、中学生だった私の子供たちは独立し はやアラサー、 夫は転職。
義母・義父、そして今年の春に私の父が天国に旅立ちました。
私は理想ボディメイククリエーターとして生きる道を選びました。
行く川の流れはたえずして…という一節が浮かびます。
そういえば10年ほど前には事務所の転居もあったのですが
引っ越した先は千葉中央駅の近く。
人にも場所にも恵まれて、多分私はツイてるんでしょう。
最終日の昼休みには もう2度と行くことはないであろう、事務所のあるマンション屋上に1人で上ってみました。
改めまして
理想ボディメイククリエーターの森本です。
これからもよろしくお願いいたします!