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土崎空襲を語り継ぐ 『土崎港(みなと)被爆市民会議』

秋田クラーク高等学院2年生が土崎空襲を学ぶ

2024.07.06 04:57

 去る7月1日(月)、秋田クラーク高等学院の2年生が探求学習の一環として、土崎みなと歴史伝承館を訪れ、土崎空襲講話会に臨みました。

 ドキュメンタリー「語り継ぐ土崎空襲~終戦前夜の悲劇」の視聴に続き、空襲の概観や補足的知識についてのプレゼン、そして体験者伊藤津紀子さんの体験証言に真剣な表情で耳を傾けました。破片の実物を手にしたり、わき腹を破片が貫通して亡くなった岩間久平君が着用していた学童服の実物を間近に見たり、展示ホールのガラス状に溶け出したコンクリートの柱の表面に触れたりしたことで、一層空襲の激しさや恐ろしさ、悲惨さを実感できたようです。

 アンケートの記述には、「空襲の恐ろしさが分かった」「戦争が二度と起きないように」「平和についてしっかり考えていきたい」「空襲や戦争、原爆などの事実を風化させてはいけない」「語り継いでいきたい」などの切実な思いが書き込まれていました。

 今回の体験を生かして、これからも「平和のために自分たちにできることは何か」を、共に考えていきたいものです。


 アンケートより

  「動画の、終戦がもう少し早かったら土崎空襲はなかったというのがとても心に残った。もう戦争が起きないでほしいと思った。」

 「土崎空襲や戦争の怖さに関して、あらためて感じることができました。このことについて、これから先も語りついでいければと思いました。

 「どんな言葉でも表すことができないような悲劇の実態を知り、「平和」の大切さ、「戦争」がなぜいけないと言われるのかをより強く実感しました。そして、戦争が起きているこの時代のことも分かったような気がしました。本日はありがとうございました。」

 「動画や伊藤さんのお話を聞いて、改めて戦争の恐ろしさを実感することができました。この学習で学んだことを忘れずに、平和について、自分なりにしっかり考えていきたいと思います。ありがとうございました。」

 「約4時間空襲が続いて、どのくらいの怖さなど考えられないくらい恐ろしいことだったんだと思いました。爆弾の破片を持たせてもらったけれど、思った以上に重かった。あの破片が人の体に当たったり、建物に当たったりしたと思うととても怖いなと思いました。」  

 「約4時間空襲が続いて、どのくらいの怖さなど考えられないくらい恐ろしいことだったんだと思いました。爆弾の破片を持たせてもらったけれど、思った以上に重かった。あの破片が人の体に当たったり、建物に当たったりしたと思うととても怖いなと思いました。」

 「(レーダーの)性能実験、戦争を終わらせるために人を殺すという、起きてしまった事実にひどく辛い気持ちになりました。過去に広島に行って、原爆のことについてその資料を見たことがあります。あれも悲しいものでしたが、それと同じくらいつらいものなので、埋もれさせたり、風化させたりしてはいけないと思います。」