巨大ブラックホール
2024.07.06 07:45
M106,NGC4217,4248
M106(NGC4258)は、おおぐま座γ星と、りょうけん座β星のほぼ中間にある銀河(8.3等、2400万光年)です。
日本のX線天文衛星「すざく」による観測で、M106に含まれる酸素、ネオン、マグネシウム、ケイ素、鉄の存在量が初めて測定されました。また、1991年に国立天文台野辺山の45m電波望遠鏡で、中心の波長に対して±1000km/sという波長の電波が出ていることが観測され、M106の中心に太陽の3600万倍の質量をもつブラックホールの存在が確認されました。
(参考文献)
星雲・星団・銀河ビジュアル図鑑,津村光則,誠文堂新光社,2024
星雲星団ウォッチング,浅田英夫,地人書館,1996
(引用)
THE CARNEGIE ATLAS OF GALAXIES, SANDAGE & BEDKE,CARNEGIE INSTITUTION of WASHINGTON,1994