紫貴あき:夢を叶えるブログ

【合格体験記】学ぶことは楽しい

2018.12.21 02:39

NTさん(WE合格)

〜学ぶことはいくつになっても楽しい〜

「好き」と「好きじゃない」。

これまで私の中のワインはこの2種類しかありませんでした。その「好き」や「好きじゃない」さえ、なぜなのかを表現することができない。ワインそのものは大好きなのに、なんかもどかしくてモヤモヤする。身近なんだけど、どこか遠い。私にとってワインはそんな存在でした。

けれど、この先ずっと様々なシーンでワインは私たちとともにある。そのワインのことを、もっと深く知りたい。「なんとなく」飲んでいたワインに、もっと近づきたい。

そんな思いで、ワインエキスパート試験を受けることを決めたのです。

大変な受験勉強が始まりました。この年齢(50代半ば!)での暗記の辛さと言ったら半端なかったです。それでも。学んだことが、それまでに飲んだワインの記憶に、パズルのようにパチンと繋がる時。私の中で、世界が少しずつ広がって来るのが感じられるのです。切れ切れだった知識の空間が埋まって、線になっていく感じ。面白くてワクワクしました。

合格はもちろん最高のご褒美でしたが、結果は別として。毎日毎日ワインに向き合って、

コツコツ学習を積み重ねたことで、気がつけば膨大な知識が身についていたこと。それこそが大きな宝物になっていたのです。

アルコール発酵のメカニズムも知らず。赤ワインと白ワインの醸造法の違いも知らず。スパークリングワインがなぜシュワシュワするのか考えたこともなく。そんな私が今は、ちょっと得意げに、ブドウ品種の特徴なんかを

語ったりしちゃいます。夫も、食事の時のワインを選ぶ役目を、私に任せてくれるようになりました。

今後は、「ワイン検定の講師」に挑戦してみたり、テイスティングイベントのアテンダントとして働いたり、ワインの魅力を多くの人に伝えていきたいと思っています。それにはもっともっと知識を深めないと。ワイン受験は、私の楽しみを大きく広げてくれました。

一大決心ではありましたが、良い選択をしたと思っています。