受験生が志望校に迷ったらどうやって決めればいい?最終的な志望校の決め方おすすめの5つ
受験も近付いてきたということで、本日は「最終的な志望校の決め方」について、僕が思うところを記しておきたいと思います。主に志望校に迷っている高校受験生やその保護者の方向けです。少しでも参考になれば幸いです。
動画も作ってみました。
ちなみに、『受験の基本情報』にもある通り、毎年神奈川県の公立高校の志望校決定は1月末で、志願変更が2月に一度できます。それも踏まえてご覧くださいね。
志願変更については『志願変更のルールと注意点』の記事をご覧ください。
最終的な志望校の決め方
1 まず大事なことは、最後は自分で決めること
これからいくつか具体的な方法を示しますが、どんな方法を取ったとしても、最後には必ず生徒自らが選択する形で志望校を決めることをオススメします。
この「自分で決める」ということの意味はものすごく大きいです。入試の結果がどうであれ、また入った後の状況がどうであれ、「自分が決めて」出た結果なら、たとえ思っていたのと違うときも気持ち的に踏ん張ることができます。
逆に、誰かが決めて出た結果にはどうしても言い訳がつきまといます。一度ついた言い訳はどんどんネガティブな方向へ向かいます。「だから言ったじゃん」とならないように、また、少しでもそんな風に思わないように、最終決定は生徒自身が行うようにしましょう。
まずこの大前提を踏まえた上で、いくつか具体的な方法を見ていきましょう。
2 最後の模試で決める
もしも公立高校をレベル的な要素で迷っているのであれば、1月に行われる模試の結果を見て判断するというのがオススメです。
神奈川県入試は、受検生個々人の答案も返されるなど公表されるデータが多く、母集団の多い模試であれば、その結果が合否の参考となります。
「これが本番」と思って最後の模試に臨み、その結果を見て判断しましょう。
ただ、模試の結果では届いていないけど「やっぱり諦められない」等の場合、その後に行う各塾での予想問題などの結果を参考にすることも可能ですが、その可能性については必ず信頼できる先生に頼り話し合うようにしましょう。その情報を元に、最後は自分で決めるのです。
3 数値化して決める
ここで僕がよく使う「志望校を考える際のヒント」に成り得る方法をご紹介しましょう。
それが数値化です。主に数値化するのは次の2つです。
まずは「行きたい度」。ここは生徒自身が決めます。100点満点で判断しましょう。公立、私立、全部含めて考えるとわかりやすいです。
次に「合格可能性」。これは模試の結果を参考にしてもいいですし、先生と話して決めても構いません。
これを棒グラフにします。
「よし、じゃあ高いからここ!」というわけではありませんが、こうやって可視化することで、考える際のヒントが貰えます。意外と、どこかに定めると、そこから本音が出てきたりするんですよね。
また、例えば図にすることで、行きたい度の一番手が第一希望の公立高校で、二番手が併願の私立高校だった場合、多少リスクがあっても心おきなくチャレンジできるよねという話し合いもできます。目に見える形で考えられるようにしておくと情報を整理しやすいです。
悩んだらぜひ試してみて下さい。
4 信頼できる大人と話して決める
生徒のことをよくわかっているのは、身近にいる大人です。
自分ひとりじゃなかなか決められなかったら、そんな信頼できる大人の話を聞いてみましょう。親でも学校の先生でも塾の先生でもかまいません。
具体的な高校名が出てこなくても、考え方のヒントが貰えるかもしれません。
そして、繰り返しになりますが、それを踏まえて自分で決めるのです。「◯◯先生が言ったから」では、良い高校生活は送れませんからね。
5 放課後の時間帯を見て決める
色々考えたけれどやっぱり決まらない。そんな時は、最終手段です。もう一度見に行きましょう。
これを最終手段にしたのは、勉強時間が勿体無いのと、体調不良を心配してのことです。しかし、どうしても決まらないのであれば、答えを見つけにいきましょう。
放課後にぶらりと近くまで行き、学校の雰囲気や先輩方の帰り道の様子を見るだけで、説明会や文化祭などとは違った、その学校の素の顔が見えてきます。
3年間通うことになる場所ですからね。迷ったら、足を運んでみる。けっこう駅から遠い学校が多いので、防寒対策をしっかりした上で、最後の最後の頼みの綱として試してみて下さい。
まとめ
迷うことは決して悪いことではありませんが、迷う時間が多ければ多いほど、勉強時間は減ってしまいます。それも危機感が高まって一番伸びる時の勉強時間が。
ですから、もしもなかなか志望校が決まらずとも、その決め方を「これで決める!」と腹を括って、今はやるべき問と向き合い、手を動かす時間を増やしましょう。それが選択肢を増やす一番シンプルな方法です。
勝負の時は近いのですから。
本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。
志願変更の条件(どうなってたら志願変更するか)も決めておけるとバタバタしなくていいね。