3/31年度末:メルマガDIVERSE第143段『カクタ教授』

角田陽一郎のメルマガDIVERSE vol.143 2024年3月31日年度末

『カクタ教授』

■Cm■「“戦メリ”のピアノ発表会」

■Dm■「テレビ業界30年の年度末」

この年度末の2日間やっていた配信番組とはベネッセさんの進研ゼミを受講している小学生向けの配信番組『ベネッセ進級式』だったのですが、普段は比較的真面目な配信番組が多い中で、もっと楽しく勉強をできるようにと、僕が旧知のつるの剛士さんをMCに迎え、人気芸人やす子さん、サンシャイン池崎さん、ゴー☆ジャスさん、ナイチンゲールダンスなどにゲスト出演してもらってクイズにコントに知的エンタメを番組配信しました。

また今や大人気アーティストのmeiyoに小学生にもらったメッセージから応援ソングを作ってもらい番組で皆で歌唱したのでした。すると大反響でなんと数万人の小学生が毎回視聴し、インプレッションも過去最高を獲得できたのでした。ベネッセさんにも賞賛をいただきました。

　その成功には、実は自分的には勝算がありました。今までテレビ的なバラエティ番組をベネッセさんは配信したことが無かったのです。ならば、知的要素は残しつつ、人気タレントさんに出てもらって教育バラエティを配信すれば、小学生のみなさんに喜ばれるのではないかとの目論見が立っていたのですから。

　そして僕がやってきた、演出的なノウハウ、制作的なノウハウ、キャスティング力、といったスキルから、企画の精査、優秀なスタッフの集合、弁当の手配まで、自分の今までの30年の、それこそTBSテレビの第一線で、明石家さんまさん、中居正広さんと人生をかけて番組を作ってきた汗と涙の悪戦苦闘の抱腹絶倒の経験こそが、その大成功を体現させてくれたんだと想うのです。

　テレビ業界30年の節目でそんな大成功を経験できて、僕は本当に幸せなプロデューサー人生だったと想います。それを支えてくれた多くのタレントさん、スタッフさん、クライアントさん、公私の仲間たち、本当にありがとうございました。