2024.7.7 小朝日岳ヒメサユリ登山
2024.07.08 02:39
令和6年7月7日(日) 参加者:7名 ガイド:伊藤尚人
コース:古寺案内センター~一服清水~ハナヌキ分岐~三沢清水~古寺山~小朝日岳 往復
(所要時間:約8時間00分)
ヒメサユリは山形県、福島県、新潟県の県境周辺にしか自生していない貴重な植物です。
山深い朝日連峰の一部、小朝日岳周辺にも自生しているのでこの時期はヒメサユリを眺めに
登山に行っています。今年は特に雪の少なさと暑さから花の時期が読めませんが、集合時に
は雲間から差し込む朝日に力をもらい意気込んで出発しました。今回の古寺鉱泉口は朝日連
峰中、一番の人気コースで登山道もよく整備されています。最近荒れた道も歩いている皆さ
んにとっては高速道路のような良い道でしたね。一服清水までは見えていた古寺山も高度を
上げるにつれて雲の中に突入し、稜線は真っ白で視界ゼロになりました。予報通り風も強か
ったのですが、本コースは木々が強風をさえぎってくれたので、登りの暑さをうまい具合に
緩和してくれるマイルドな風になりました。眺めがないとなると自然と視線は足元にいきま
す。マイヅルソウやハクサンチドリ、アカモノと楽しんでいるとファーストヒメサユリ発見
です。まだつぼみの株もあり、登山者を待ってくれているようでした。他にもハクサンシャ
クナゲや登山道脇のノウゴウイチゴの実が見事でした。山頂はやはり真っ白、おまけに強風
なので登山道で風をよけてお昼休憩に。下山開始からしっかりした雨が降り始め、途中から
は予想しなかった本降りになりました。久しぶりにこんなにビショビショに濡れましたね。
今年は梅雨らしい梅雨のようです。大変な下りになりましたが、この経験はきっと今後に活
きてくるはずです。お疲れ様でした。