清水優美の『Buona giornata!』vol.6「メリークリスマス♬」
こんにちは!!
いよいよ冬本番、という感じですね。
ミラノはすでに雪の予報があったりして、毎日とっても寒いです。
最近はというと、前回の投稿で書いていたイタリア語の試験が無事に終わり(結果はまだです…ドキドキ)、少し気が抜けたのか風邪を引いてしまいました。
日本は忘年会シーズンでしょうか?
みなさんもどうか暖かくしてお過ごしくださいね。
さて、書きたいことはたくさんあるのですが、今回はタイムリーなクリスマスの話題を!!
イタリア人は「バカンスが好き!」というのは以前から聞いていたのですが、この時期は冬のバカンス(クリスマスから年末年始)をどう過ごすか?という話題が挨拶のようになっています。笑
12月の初めにはミラノのガレリアにクリスマスツリーが登場!
とっても綺麗だと聞いていたのでずっと楽しみにしていました。
住んでいる家の大家さんが見せてくださった新聞。
25メートルのツリーはスワロフスキーのもので、電飾が35万個もついているそうです!
私が観に行った日は、「Prima della Scala(プリマ・デッラ・スカラ)」といって、スカラ座の新シーズン開幕の日でした。
スカラ座のオペラのシーズンは、毎年ミラノの守護聖人の祝日である12月7日にはじまり、翌年の秋ごろまで続きます。
この日の公演は、イタリアの国営放送・Raiでテレビ放送されたり、ツリー横のスクリーンでライブビューイングされたりと、なんだか賑やかな雰囲気でした。
見上げると、ガレリアの天井にも色鮮やかなブルーの電飾が!寒い時期ではありますが、綺麗なイルミネーションを見て心があたたまりました。
ガレリアを出てすぐのドゥオーモにもツリーがあったり、
二週目の週末ごろからクリスマスマーケットもはじまりました。
クリスマスの雑貨や温かい飲み物など、ドゥオーモの周りを囲むようにお店がたくさん。見ているだけでワクワクしてしまいます!
近くの百貨店「リナシェンテ」も豪華なイルミネーションで、道ゆく人が立ち止まって写真をとったり、
ショーウィンドウの可愛いディスプレイを見て楽しんでいました。
(サンタさんに何もらおうかなぁ…)
イタリアでは、多くの人がクリスマスは家族と過ごし、年末年始はカップルやお友達とそれぞれが好きなように過ごすようですが、日本はどちらかというと逆ですよね。
私の実家では、毎年大晦日の昼間に名古屋の大須観音へ行ってフライング初詣をし、夜はすき焼きをしながら家族で過ごすのが恒例になっていて、年の瀬に美味しいお肉の争奪戦を開催していました 笑。
年が明けると、日本ではおせち料理やお雑煮などを食べますよね。
イタリアにはどんなものがあるのかなぁ…と思っていたのですが、やっぱりありました!!
11月の中旬ごろ、スーパーの入り口に何やら大きな箱がたくさん。
何かと思って調べてみたところ、「Pandoro(パンドーロ)」というお菓子でした!!
毎年、クリスマスに向けて少しずつ食べる伝統的なお菓子だそうです。
(Wikipediaより引用)
元々はヴェローナの銘菓で、今はイタリア中で食べられているそう。
甘いバターとバニラの香りがして、白い粉砂糖をかけて食べるのが王道の食べ方で、シフォンケーキのようなふわふわの食感です。
(私もミニサイズを買ってみました!笑)
一方で、ミラノ発祥のPanettone(パネットーネ)というお菓子も!!
私はどちらかというとこちらの方が好きなのですが、ケーキというより日本でよく売られているレーズンパンの様なイメージです。
ブリオッシュ生地にドライフルーツがたくさん入っています。
こちらは、せっかくなら…と思って大きいものを買ってみました!
先ほどのミニパンドーロと比べても、この大きさ!
これはお正月太りならぬ、クリスマス太りまっしぐらか...!
ちゃんと量を決めて少しずついただきたいと思います。笑
みなさんのクリスマスも、良い時間になりますように!
今回のイタリア語は、「Buon Natale(ブォン ナターレ)!」“メリークリスマス!”という意味です。
それではまた!(^-^)/ Ci vediamo!←みなさんおぼえていますか!w復習です!!
<つづく>
☝今日のイタリア語☝
「Buon Natale!(ブォン ナターレ)」
「メリークリスマス!」です。
「Natale」は「生誕」の意でキリストの生誕をあらわす男性名詞。
この語の頭「nat-」、英語でもよく見ます。
「生まれる」という意に関連する語についていますよね。
native(生まれつきの)
nation(生まれたところ)
nature(生まれたままの)・・・
Buon Natale e Felice Anno Nuovo!
(Merry Christmas & Happy New Year!)