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TOMIZ BLOG -小麦粉・バターの品揃え日本一!-

丹波の黒豆

2018.12.26 01:30

今年も残すところ数日の本日…
TOMIZの食材ブログ とみログ

日々お客様と直接接しながら、喜ばれたり、おしかりを受けたりしながら
毎日があっという間に過ぎております。


そんなこんなで今年も冬至(とうじ)を迎え、
本格的な寒さの中、小寒(しょうかん)を迎えるまでの間に、皆様が心躍る 特にお子様方は大喜びのお正月がやってきます。

 ※冬至とは・・・一年で一番昼間が短い日、体が温まるカボチャを頂き柚子湯につかる風習が現代にも引き継がれています。

 ※小寒とは・・・この日から寒の入り、本格的に寒くなり降雪がみられることも。

そんなたのしいお正月を迎える前に、
大掃除やおせちの準備と、お休みに入っても大忙しの時期を乗り越えなくてはですね!!


実はTOMIZは、こう見えて食材専門店を名乗るずーと前は、乾物屋。

この町田本店は今でもそれらしくみえるかもしれませんね。

乾物屋といってもピンとくる方がいらっしゃるか、いささか不安でございますが、
築地の場外のお豆や昆布を販売しているお店をご想像ください。


そんなわけで、そうです!

お正月といえばお年玉…ではなくおせち料理。

おせち料理といえば 黒豆 田作り 栗きんとんなどなど
色とりどりのお料理をお重に詰め、(めでたさを重ねる意)
詰めたお料理一つ一つにも言葉遊びで意味を持たせています。


それを一つ一つ説明すると桜が咲く時期になってしまいそうなので、
今回は、TOMIZの商品ラインナップの中でも人気のお豆。そして、
中でもお正月準備に脚光を浴びる このアイテムを語りたいと思います。


「丹波の黒豆」




前置きが長いのは、とみログの特徴とあきらめていただき・・・
「丹波の黒豆」
っていったい何?というお話に入っていきましょう。

豆の種類?疑問質問大歓迎~!!

「黒豆」というのは、大豆の一種で 表皮が黒い品種のことを言います。

産地は北海道・兵庫・京都・滋賀・岡山などなど、
収穫量の差はあれ全国各地で栽培されています。

その中でも、「丹波の黒豆」は、兵庫県丹波地方の極大粒の高級黒大豆です。

全国的に有名になったのは、テレビの料理番組などで、
おせちの作り方など放映されるようになってからのようですが、
その粒の大きさ、上手に煮えた時の黒々とした艶、もっちりとした食感。どれをとっても他に類のない食材です。
おせちのお重の中でもスポットライトが当たっているかのごとく輝く逸品なのです。


なぜこの「丹波の黒豆」が、他の産地や品種と違うのかというと、
お花が咲いてから実るまでに100日(普通の黒大豆は70日ほど)もかかるうえ、
収穫量は普通の黒大豆の1/2の収穫量・・・。

時間はかかりますし、収穫量は少ないし、そして値段が張るのも・・・。


こんな高級豆、煮るのに失敗は許せませんよね。

というわけで私がおすすめする煮方は、煮汁を先に作って、
アツアツの煮汁に洗った丹黒豆を入れる方法です。
関西風の煮方と言われております。

詳しくはこちらのTOMIZレシピをご覧くださいませ。


気を付けていただきたいのは、5点!

・洗ったお豆を放置しないこと!
・鍋の大きさ!
・火加減!
鉄まんじゅう
・落し蓋!


洗ったお豆をしばらく置くと、
水を吸った皮がはじけて煮ている間に皮がはがれて白い豆になっちゃいます。
せっかくの美しい黒豆が…となってしまうのは悲しいですよね。


2つ目の鍋の大きさは、小さいと豆同士が重なる段数が多くなり給水が阻害されてしまいます。
豆が豆の重しになって煮えムラの大きな要因です。上が硬くて下が潰れてしまうなんて!

3つめの火加減は、豆が踊るほど火力が強いと豆同士の摩擦で、
皮がはじけたり豆が割れたりしてしまいます。

鉄まんじゅうは、昔のさび釘の代わり、
黒豆の色素アントシアニンをより黒く定着させる効果があり、
プラス鉄分補給と良い事づくめ。一家にひとつは置いておきたいアイテムですね。

落し蓋は、アルミ箔やオーブンペーパーを鍋の大きさにカットしたり
市販のアク取シート
煮汁を豆全体に行き渡らせ、表面の乾燥も防いでくれる役にも立ちます。



さあ~。ここまで読めば大丈夫。
さてと。さっそく下準備にはいりましょうか。


なお、TOMIZオンラインショップでは、お急ぎくださいね!
TOMIZのお店にお買い物にいかなくては、という方は、
どうぞお気を付けてお越しくださいませ。

たくさんの食材と一緒にお待ちしております!



そして、今回のとみログが、2018年最後の回でございます。

小麦粉やバターをはじめ、TOMIZではたくさんの食材をそろえております。

2019年もいろいろな食材のお話をお届けしていきたいと思っておりますので、
来年もどうぞTOMIZならびにとみログをどうぞよろしくおねがいいたします。