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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

サンタクロースが受験生にクリスマスプレゼントを贈るとしたら

2018.12.24 13:00


あちこちがキラキラしていますね。


楽しげなムードが街を染めています。


ただ、個人的には、このお仕事をしているせいか、クリスマスはウキウキした感じより、どこかピリピリした感じのイメージがあるんですよね。


早い子は既に大学受験がスタートし、高校受験でも推薦などの話が本格的になってくる頃。


ここからが正念場!という気持ちです。受験生の皆さん、体調に気を付けながら、最後まで一緒に走り抜きましょう。




さて、そんなこんな言いましたが、本日のテーマは「サンタクロースが受験生にクリスマスプレゼントを贈るとしたら」です。


少しだけでもクリスマスらしい感じを。




サンタクロースが受験生にクリスマスプレゼントを贈るとしたら



星が瞬くそんな夜に、空の向こうから、トナカイが引くそりに乗って、彼はやってきます。


もじゃもじゃの白いひげ、赤い服と帽子、ふっくらしたお腹、いっつもにこにこしている空飛ぶおじいさん。そう、サンタクロースです。


彼が空の上から街並みを覗くと、あちらこちらの灯の下に、勉強を頑張る子どもたちの姿。


彼はやさしい目でそれを見守りながら、いつにも増して大きな笑みを浮かべた後、「みんな頑張っておるようじゃの。ではでは、素敵なプレゼントを贈らせてもらおう」と、大きな白い袋の中から、キラキラ光るプレゼントを取り出しました。


「なにかな、なにかな」とまるで自分が貰うかのように弟トナカイは目を輝かせます。「落ち着け、落ち着け」と兄トナカイがそれをやさしく諭します。


袋から取り出したプレゼントは、なおもキラキラ。キラキラしすぎて、よく見えません。たまらず弟トナカイは立ち止まり、プレゼントをまじまじと見つめます。


「これ、何?」たまらず弟トナカイはサンタクロースに尋ねます。


「これは、時間じゃよ」サンタクロースはやさしい声でそう答えます。


「時間?」弟トナカイは目を丸くさせます。


そう、キラキラ光るそれは、「時間」という名のプレゼント。


あってもあっても足らない。だけど、平等で公平なもの。さすがのサンタクロースも時間自体をどっさりプレゼントすることはできませんが、その中身に光と輝きをもたせることはできるのです。


ここまで「いい子=コツコツ勉強してきた子」で過ごしてきた子どもたちは、ここから問題を解く時に、これまで10分かかっていたものが7分や5分でできるようになっていることに気付くでしょう。かからなくなった時間は、さらなる成長のために費やすことができます。


ここまであんまり「いい子」じゃなかった子は、これから訪れる大きな困難に気付き、自分の過ごしてきた日々を悔やみながらも、ここから自身の人生にとって大切な時間を過ごすことができるでしょう。まるで魔法にかかったように、意識一つで行動は変わります。かつてない成長を手に入れるチャンスです。


ここからの一日一日が、ここからの一秒一秒が、子どもたちを劇的に変えていきます。楽しみですね。ワクワクしますね。自分が今までよりももっとずっと輝くための時間がやってくるのです。


「そんな時間の始まりとなる【今】を、我々は届けているのですね」兄トナカイが言います。


それを聞いた弟トナカイが不安そうに言葉を浮かべます。「みんなその贈り物に気付いてくれるかなぁ。キラキラしすぎて見えないから」


サンタクロースは笑いながら答えます。「ホッホッホ、大丈夫じゃよ。我々からの贈り物に気付かなかったとしても、本当はもうすでに誰もがそれをちゃんと手にしてるんじゃから。きっと誰かが気づかせてくれる」


「え!?このプレゼントってもうみんな持ってるの!?」弟トナカイが目を丸くします。


「なるほど。大切なのは、最初から持っているその贈り物の価値に気付くかどうかということなんですね」兄トナカイが弟トナカイに説明するように言葉を続けます。「最初から誰もが【今】という素晴らしい時間を手にしている」


「そう…」サンタクロースはそこで再び悪戯な笑みを浮かべます。


「だから、そんな【今】のことを皆【プレゼント(The Present)】と呼ぶんじゃよ」




本日もHOMEにお越しいただき誠にありがとうございます。

それはあるクリスマスの物語。