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湊町 Kitchen Studio

昭和レトロな茄子ナポリタン

2018.12.23 01:00

★平成に入り一気に定着したイタリア料理の代表とも言えるパスタ料理。昭和に流行った喫茶店の定番「ナポリタン」の懐かしさを残しつつ、現代風にアレンジしてみました。(2018年9月放送)

★どこが現代風?

王道のナポリタンは、トマトケチャップの味で手軽に仕上げますが、旬の野菜をたっぷり加えて野菜の甘みや苦み、うま味を引き立てるトマトソースで仕上げています。


【材料】2人分

・スパゲティ(1.6mm)160g
・ナス 100g 
・ズッキーニ 40g
・ピーマン 30g
・マイタケ 40g
・タマネギ 40g
・ニンニク(みじん切り)小さじ1
・ベーコン 50g
・トマトソース 200g ※市販の紙パックに入っているものが便利!
・オレガノ 少々
・塩 少々
・黒胡椒 少々
・砂糖 小さじ1
・オリーブオイル 大さじ1
・バター 10g
・パルメザンチーズ お好みで


【作り方】

(1)材料の下準備をする。

・パスタを茹でる湯をたっぷり沸騰させておく。
・ナス、ズッキーニは、ピーラーを使って皮を縦に3~4箇所剥き、その後、厚さ5mmの輪切りにする。

★皮が歯に当たると食感が良くないので、皮の面積を減らすと良い。

・タマネギは薄切り、ピーマンは細切り、マイタケは手でほぐし、石づきを落とす。
・ベーコンは、1cm幅に切っておく。


(2)パスタを袋の表示通りの時間茹でて、茹で上がったらオリーブオイルを適量絡めておく。(分量外)

★アルデンテにはしない。芯が無くなるまでしっかり茹でるのが、昭和ナポリタン風。
★パスタの茹で汁を少しとっておく。


(3)フライパンにニンニクとオリーブオイルを入れてから熱し、香りが立ってからタマネギを炒める。タマネギが透き通ってきたら、その他の野菜とベーコンを入れて更に炒める。

★ベーコンに塩っ気があるので、この時は塩を振らない。


(4)野菜に香ばしく焼き目が付いたらトマトソースを加え、パスタの茹で汁を100ml程度加えて伸ばす。砂糖、黒胡椒、オレガノを加えてよく混ぜ合わせ、ソースが滑らかになるまで煮詰める。

★トマトの酸味の角を取り、まろやかに仕上げるため、砂糖を少量加える。
★オレガノは、トマト料理と相性の良いハーブです。フレッシュなら刻んで小さじ1程度。ドライなら小さじ1/4程度が目安。
★味を見て、足りないようであれば、ここで塩を加える。※パスタの茹で汁に塩が含まれているため最終段階で確認!


(5)(2)のパスタを(4)に加えてバターを溶かし、全体に絡ませて出来上がり。

★水分が足りないと感じた時は、パスタの茹で汁を加えて調整する。   


(6)お皿に盛り付けて、お好みでパルメザンチーズをかけて食べる。

【美容にいい話】

市販のトマトソースは、トマトが大量に収穫できる旬の時期に作られているのでリコピンの含有量が多く、また、オイルと一緒に摂ることで吸収も良くなり、美肌効果の期待値も上がります。


【やさいい話】

新潟県のナスは、全国1位の作付面積を誇りながらも、出荷量は毎年20位以下。

その理由は、自分たちでほとんど食べてしまうと言われる一方で、漬けナス用や、おいしいからと小さく育て、重さが減ってしまうと言う理由も!枝豆同様に、新潟県の農家さんは収量よりも食味を優先する傾向にあります。

また、新潟県のナスは種類も豊富で、地域に根付いた「伝統なす」もたくさん存在します。

漬けナス、揚げナス、焼ナス、蒸かしナスと、食べ方のバリエーションも豊かなナス王国です。

十日町市「ボブファーム」さんの梵天丸茄子は、ピカピカの黒い輝きを放ち、今にも言葉を話し出しそうな存在感(笑)と、滑らかで緻密な肉質が特徴。


Recipe & Photo 野菜ソムリエ上級Pro. 清野 朱美