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もう少しファーストトライパーツセットを語る。

2018.12.23 03:30

こないだの続きというか中身というか。

オススメですよー見た目も結構変わりますよーというファーストトライパーツセット。

個人的見解は相変わらずなんですけどもう少し詳しく書いてみます。


このセットのジャケにも書いてあるんですけど、

思うに大きな効能は3つあって…


①マスダンパーでマシンの跳ね上がりが防げますよ!

②マシンの幅が広がることで無駄のない走りができますよ!

③スタビと6つのローラーで安定感が増しますよ!


この3点なんですよね。

もう少し掘り下げてくと…




①はマシンの姿勢制御に関わってくるんですけど、

とかくミニ四駆のコースはアップダウンが多くて、マシンがジャンプすることが多々あるんです。

その着地で、マシンがバウンドするのは困ってしまうんですよね。

跳ねた先がコースならまだいいんですけど、飛び出してしまっては意味がないし、

また宙に浮いている間はタイヤが空転している状態なので…

当然速度は上がらないわけです。


なのでこのマスダンパーで、より跳ねないマシンにしてあげる必要があるわけですね。

ファーストトライパーツセットを説明書通りに組むと、だいたい後ろにダンパーがきます。

このマスダンパー、重さ、形が異なるものが数多く売ってるので、いろいろ試してみると面白いです。

取り付ける位置や数、またネジの長さによっても走りが変わってくるので、とっても奥が深い。

とはいっても、たくさんつければいいってものでもないので、そこが難しいところ。


②はマシンの幅についてなんですけど…

例えばFMAシャーシだとノーマルと比較するとこれくらい違います。

ミニ四駆は競技規則で、最大幅が105ミリまでって決められてるので、

このセットを使うことで、簡単にギリギリまで広げられるわけですね。


じゃあ幅が広いとなにがいいのかっていうと、

例えば直線コースでのマシンのブレが減ります。

マシン幅が大きい、つまりはフェンスとの隙間が狭いほうが、直進する際の横ぶれが抑えられるので、より効率的に前に進めるってわけです。


またカーブでも…

幅が広がった分だけ、マシンはより内側を走るわけで、結果的に走行距離が短くなるというメリットがあります。

(スピードスケートでみんなカーブの内側を滑ろうとするアレ)


③はマシンの、どちらかといえば傾きを制御するようなニュアンスなんですが…

単純に、マシンがなんらかの原因で矢印方向に傾いたりした時(ラジコンとかだと「ロール」とかって言いましたっけね)、

例えばジャンプ後の着地とか、カーブの遠心力とか、そんな時に

スタビライザーや上段のローラーが壁にぶつかって支えになって、姿勢が乱れるのを抑えてくれます。


マシンは高速になればなるほど姿勢を乱しやすいので、

性能の高いモーターで走る時なんかは、こういう感じでパーツをつかって

安定させてあげないと、完走がどんどん難しくなっていってしまうんですよね。


当然、パーツをつければそれだけ重くなってしまうんですけど、

コースアウトしてしまっては意味がないので、そこは完走率とマシンの軽さ、どこを重視するか。

そこに頭を使うわけです。


話をはじめに戻すと、

このファーストトライパーツセットは、この辺を一気に解決してくれるものをまとめてセットにしてくれてるので…

非常に都合がいいんですよね。


またあれこれ悩んでいろんなパーツを買わなくて済むので、

コスパ的にも優れているんです。


あと、実はもっと大事だなーと個人的に思う点が一個ありまして…

それはパーツの取り付け方の基礎が学べるということ。

ローラーの取り付け方、ノーマルが上からネジで留めているだけなのに対して、

ファーストトライパーツはローラーやスペーサー、プレート全て、

下からネジを通した後で上からナットで締め込む取り付け方になっているんです。


この取り付け方は、ミニ四駆をカスタマイズする上で必要不可欠なので、

そういった意味でもこのパーツセットは値段以上の価値があるんじゃないのかなーと

思うわけです。

ます。


そんな、ファーストトライパーツセット大好き人間の語りングでした。