大麻と睡眠:体内カンナビノイドへの影響
私たちの体内時計は、睡眠 - 覚醒といったサイクル以上のものをコントロールしています。
多くの組織や細胞が、体内リズムを中心に機能し、グルコース、アミノ酸、脂肪などの燃料・代謝方法を変化させます。
今回の記事では、その体内時計に大麻がどのように作用をするのかご紹介します。
ほとんどの細胞は、体内システムに基づき、ホルモンや体内環境を整えるように作用しています。環境の変化に応じて、その反応も変化します。
光、食物、ホルモン、睡眠といった合図に反応し、カラダのバイオリズムが変わるのです。
元から備わっている、代謝と生理機能は環境の変化によって変わってしまうのです。
睡眠不足は体重増加の原因
十分な睡眠を取れていない人は、代謝が低く、体脂肪が多く残ったまま。
体重を減らしたり血糖値をコントロールしたりすることが、より難しくなります。
これは、睡眠不足が内在性カンナビノイドシステム(ECS)の特定を増幅させるために起こる現象。
なんと、食欲やエネルギー密度の高い食品をカラダが求めるようになるのです。
最近の研究の結果では、THCの摂取により大麻に含まれる化合物(内在性カンナビノイド2-AG、2-アラキドノイルグリセロール)が、体内システムを活性化。
CB 1受容体の活発化で睡眠を誘発できることがわかっています。
14人の被験者が4日間にわたって、通常よりも4.5時間睡眠を削られた際、彼らのコレステロールレベルは高濃度まで上昇し、長期間上昇したまま。
9時間眠った人と比較すると、その差は明らかで、研究センターでの4日間の滞在中、すべての食物摂取量と食事を注意深く監視。
2-AGの血漿中濃度は通常、深夜の午後から深夜にかけてピークに達し、空腹時と真夜中に最低レベルに下がるのですが、この研究では被験者のレベルは長期間高いままとなり、その値はスナック菓子を食べている状態と同じだったのです。
睡眠障害は、認知能力の低下と衝動性の増加につながります。
グレリンやレプチンなど、睡眠によって調整される他の食欲やエネルギーバランスのホルモンもあります。
睡眠不足が快楽的な食物への欲求を増幅させる一方で、誘惑に抵抗し、食物摂取に関してより良い決断をする能力も損なっていることも。
これは機能不全のインスリン感受性および肝臓、筋肉、脂肪組織の分解に影響し、体重増加とウエストラインの増幅を免れられなくなります。
体内リズムを最適化するためのCBD
体重管理と代謝を最適化するためには、たくさんの自然光を浴び、早い時間に食事を済ませ、そしてより多くの時間を睡眠にあてることです。
スマートフォン、テレビ、ストレス、夜遅く、ソーシャルメディアの過剰使用と過労は、睡眠のさまたげになります。
どうしても避けられない事情があって、代謝と体脂肪の調整をしたい時、今までは睡眠薬を使用していたのでは?私も使っていましたが、もうその必要はありません。
CBD(カンナビジオール)のような麻由来のフィトカンナビノイドを使用することにより、エンドカンナビノイド系のバランスをとり、CB1受容体と適度に結合しやすくなるのです。
この作用によって、私達の内在性カンナビノイドシステムのバランスが保たれて、バイオリズムが適切に作用し始めるため、健康を促進できるという仕組み。
この素晴らしい効果に加え、副作用もないということで、ダイエットやアンチエイジングに対しても画期的な新薬になるのです。