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マスクも破かれ、左腕も破壊され、絶体絶命の大ピンチも、ドラゴン・キッドがEitaから大逆転でマスクを死守!

2018.12.23 15:15

12月23日 DRAGON GATE「THE FINAL GATE2018」福岡国際センター 3746人超満員札止め


(試合内容は実況ツイート、画像はDRAGON GATE NET WORKより)

<第1試合 20分1本勝負>

ジェイソン・リー ○石田凱士 しゃちほこBOY ドラゴン・ダイヤ(9分3秒 タイガースープレックスホールド)スペル・シーサー U-T “brother”YASSHI ×問題龍


<第2試合 30分1本勝負>

○シュン・スカイウォーカー ワタナベヒョウ 吉岡勇紀 箕浦康太(13分5秒 片エビ固め)×斎藤了 ドン・フジイ Gamma K-ness.

※スカイウォーカームーンサルト


<第3試合 30分1本勝負>

○望月成晃(16分16秒 ウラカンラナ)×DAGA


<緊急決定試合>

○望月成晃(2分16秒 裏足四の字固め)×"ハリウッド"ストーカー市川


<第4試合 オープン・ザ・トライアングルゲート選手権試合  60分1本勝負>

【挑戦者組】神田裕之 吉田隆司 ○KAZMA SAKAMOTO(16分57秒 片エビ固め)【第63代王者組】Kzy 横須賀ススム ×堀口元気

※ハーフパッケージドライバー

☆NATURAL VIBESが6度目の防衛に失敗、神田&吉田&KAZMAが第64代王者組となる


<第5試合 オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座決定戦 4WAYタッグマッチ 60分1本勝負>

○ビッグR清水 Ben-K(26分21秒 エビ固め)YAMATO ×Kagetora

※砲丸投げスラム

☆ビックBenが第44代王者となる。


①YAMATO ○Kagetora(18分2秒 影縫)×吉野正人 土井成樹

②YAMATO ○Kagetora(21分35秒 影縫)フラミータ ×バンディード


<第6試合 マスカラ・コントラ・カベジェラ 時間無制限1本勝負>

○ドラゴン・キッド(26分13秒 ウルトラウラカンラナ)×Eita


 今年最後のビックマッチを迎えたDRAGON GATE、メインイベントはキッドvsEitaによる遺恨に決着をつけるべく、マスカラ・コントラ・カベジェラ戦が組まれ、Eitaが髪の毛、キッドはマスクだけでなく髪の毛をかけて対戦となった。

 フィンガーロックからEitaがガットショットからしかけるがmキッドはヘッドシザースでEitaを場外へ追いやると619フェイント、リングに戻ったEitaにキッドが強襲、顔面へ低空ドロップキック、ニー&ニー、串刺しドロップキックから座り込むEitaに低空ドロップキック、クランチループで捕獲と足攻めでリードを奪う。

 しかしキッドがロープへ走ると、セコンドの清水が足を引っ張り、キッドが気を取られたところでEitaがドロップキックで反撃、キッドの痛めている左腕を攻めにかかり、コーナーにセットしてマスクを剥ぎにかかりつく、コーナーに逆さ吊りにしてドロップキックを放つ。

 Eitaはサミングからキッドの左腕をハンマーロックで捕らえ、腕固めへと移行、キッドは場外へ逃れるが清水が強襲をかけてからREDが総がかりでキッドの腕を攻め、リングに戻るとEitaがキッドの左腕へイス盛りを作り、その上をバットでメッタ撃ちにするだけでなく、頭部にもイスで一撃を浴びせる、Eitaはキッドのマスクを破き、キッドの顔は半分晒されてしまう。

 Eitaが憎悪を込めてキッドを足蹴、腕へミドルキックからフェースバスターから脇固めで捕獲、キッドはロープに逃れても、Eitaの憎悪は収まらず足蹴にするが、キッドはヘッドシザースホイップで反撃し619、場外に逃れたEitaにムーンサルトアタックを発射する。

 リングに戻ったキッドはダイヤモンドダスト、Eitaはドロップキックで返すも、その場飛びをかわしたキッドはクリフトで捕獲、だが切り返したEitaは脇固めで捕らえ、キッドはロープに逃れるも、エルボー合戦を競り勝ったEitaはNomero Unode捕獲する。

 ロープに逃れられたキッドは619もEitaがドロップキックで迎撃、だがキッドはロープ越しのキックからジーサスを投下も、Eitaのドロップキックがレフェリーに誤爆すると清水が入ってキッドに砲丸投げスラムからREDが総攻撃をかけるも、MaxiMuMも入ってEitaに総攻撃から、キッドがウルトラウラカンラナを決めて勝負あったかに見えたが、レフェリーのカウントは清水が阻止する。

 キッドは再びウルトラウラカンラナを狙うが、堪えたEitaはコーナーへパワーボムで叩きつけ、コーナーにセットしイスでメッタ撃ちにしてから、サラマンダーを狙うがキッドが頭突きで抵抗して盛り上がれ雪崩式フランケンシュタイナー、そして再びウルトラウラカンラナを狙うがEitaがトラースキックで迎撃する。

 Eitaは再びトラースキックを炸裂させるがキッドはカウント1でキックアウト、Eitaがボックスでメッタ撃ちにしてからNomeroUnoで捕獲、そしてイダルゴを狙うと、キッドはバイブルで切り返そうとするがEitaが堪えて阻止する。

 Eitaが突進もキッドがバイブルで切り返すが、KAZMAがボックスからEitaがトラースキックを炸裂させると、これに怒ったセコンドの土井がKAZMAからボックスを奪ってEitaに一撃を浴びせ、このチャンスを逃さなかったキッドがウルトラウラカンラナで3カウントを奪い大逆転で勝利を収めた。

 試合後は髪切りを拒否したEitaはREDの面々と共に引き揚げようとしたが、各ユニットの選手らが立ちはだかりREDをリングに押し戻す。観念したEitaは髪切りを決意すると、キッドは足の負傷で自欠場していたパンチ富永を呼び出し、ハサミを手にしたパンチはこれまで何度もEitaに髪を切られた恨みで容赦なくEitaの髪を切り落として短髪にしてしまう。

 そしてキッドがバリカンでキッドの頭を刈りあげ、Eitaは丸坊主となり、試合後はキッドはEitaの成長を認めてエールを送るが、Eitaは潔く敗戦を認め、制止する清水を蹴って強奪していたブレイブゲートのベルトを返そうとする、しかしEitaはキッドをベルトで殴打しベルトも破壊して投げつけて返還、パンチや観客にも悪態をついて、キッドに徹底抗戦をアピールして引き揚げていった。

 内容的にはEitaがキッドの全てを否定するかのように圧倒的にリードを奪っており、キッドが負けてもおかしくはなかった。最後はキッドが勝ったものの土井のアシストがあったからこそ勝てた試合で、完全決着とも言い難く、遺恨がますます深まるよう気がしてならなかった。


 セミで行われたツインゲート選手権は、福岡大会直前で緊急事態が起き、ツインゲート王者だったB×Bハルクが18日の後楽園大会で首を負傷、急遽欠場となり王座は返上となった。

 これによって王座決定戦4WAYマッチが行われ、YAMATOはパートナーにKagetoraを抜擢して臨み、挑戦者のビッグBen、土井吉、フラミータ&パンディータが王者決定戦に加わることになった。

 試合は大混戦となる中で、大本命の土井吉が戦力的に劣るYAMATO組を捕らえるも、Kagetoraが影縫で吉野から3カウントを奪い、土井吉がまさかの脱落、フラミータ&パンディートのメキシカンコンビも連係でKagetoraを捕らえるも、Kagetoraがまた影縫でパンディートから3カウントを奪い、メキシカンコンビも脱落させる。

 これでYAMATO組vsビックBenだけとなったが、YAMATOが排除されてしまうと、Kagetoraは孤軍奮闘するが、清水がホイップするとBen-Kがスピアーを浴びせ、最後はBen-KのBen-Kボムから清水の砲丸投げスラムの砲丸投げスラムの波状攻撃で3カウントを奪い、ビックBenが王座奪還に成功する。


 NATURAL VIBESvsKAZMA&吉田&神田のREDによるトライアングル選手権は、REDはラフはあったものの介入なしで真っ向勝負で挑み、終盤では堀口が神田にバックスライドも吉田がジャーマンでカット、ススムは吉田の地獄突きを受けきってジャンボの勝ちを炸裂させるが、KAZMAがKzyにラニング掌打、堀口のバックスライドを凌いでパワーボムで叩きつけ、吉田と神田がエルボードロップを波状攻撃からKAZMAが堀口にハーフバッケージドライバーで3カウントを奪い、実力で王座を奪取した。

 

 メインではEitaが敗れたものの、REDはPACがドリーム王座を奪取しただけでなく、タッグ戦線も制圧で勢いを見せつけた。また次世代の選手の勢いを見ても、キッドの勝利は一時のものに過ぎず、次第に時代の波に押し流されるような感じがしてならなかった。