ゆうちょ銀が貯金限度額倍増のKY地銀倒産ラッシュの予感・・・
日刊ゲンダイDIGITAL
【転載開始】
■ゆうちょ銀が貯金限度額倍増のKY
地銀倒産ラッシュの予感
公開日:2018/12/22
地銀の苦境が全く見えていないのか―。
安倍政権がゆうちょ銀行の預入限度額を、
現行1300万円から2600万円へと
倍増する方針を固めた。
マイナス金利による収益力低下に加え、
資本シフトが危惧される地方銀行は
真っ青だ。
ゆうちょ銀の預入限度額は、これまで
通常貯金と定期性貯金を合わせ て
1300万円だったが、今回は通常貯金
と定期性貯金に分け、それぞれの上限を
1300万円とする。
合計は従来の2倍の2600万円。
限度額は2016年4月にも、 000万円
から1300万円へ25年ぶりに引き上げ
たばかりだ。
全国にネットワークを持つゆうちょ銀と
地方で競合する地銀の業績は、16年に
日銀がマイナス金利政策に踏み 切って以降、
悪化の一途だ。
経営苦にあえいだ結果、今年はスルガ銀行と
東日本銀行で不正融資が表面化した。
さらに、金融庁が9月、18年3月期決算を
基に発表した地銀の本業利益によると、
全国106行のうち、ほぼ半数の52行は
2期以上の連続赤字。
このうち23行が5期以上の連続赤字という
異常事態に陥っている。
マイナス金利で苦境に立たされる中、
さらにゆうちょ銀へ資金シフトが進めば、
地銀は踏んだり蹴ったりだ。
「地方に行くほど、事実上国営のゆうちょ銀
に対する信頼感は厚いので、資金シフトが起こ
る可能性は高い。ただでさえ、地銀は地方の
人口減少で預金が集まらず体力不足なのに、
ゆうちょ銀に資金を持っていかれたら、次々と
破綻しかねません。今回の預入限度額引き上げ
は地銀にとって劇薬となります」
(金融ジャーナリスト・森岡英樹氏)
つくづく、地方と弱者に目の届かないKY政権
である。
【転載終了】
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地銀は、たとえ数十万円でも預金を
移さないでくださいと必死です。
それだけ、金融機関は厳しい状況に
置かれています。
全て、安倍政権の経済政策である、
「アベノミクス」の悪影響です。
それと、日銀ですね。
日銀はやりすぎました、来年以降の景気
後退で、日銀は大量の株式を保有していま
すので、多額の損金が出る可能性があります。
日銀は、国営ではありません、一民間銀行
です。
もっと問題なのは、FTAで郵貯が
食い物にされることです。
小泉元首相の郵政民営化は、米国
の命令です。
米国はTPPを視野に日本を標的にして
いましたが、FTAでもっと直接的にやる
ということでしょう。
TPPは、12ヶ国加盟ですが、米国の
標的は、やはり、日本でした。
今は、米国が抜けて11ヶ国ですが。