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あまぐりキッチン

はじまりました

2024.07.14 04:37

今年も、始まりました

春日市立春日中学校の「大人参加型授業『かすが塾』」

学校が掲げる目的は「学校・家庭・地域が共に学び合う大人参加型授業「かすが塾」を通して、地域の方々や保護者とのつながりを深めるとともに、目的を共有して活動を進める中で、それぞれのよさや頑張りを認め合い、高め合って目的を実現した時の達成感を味わうことを目的とする」となっています。

 

私はその中で野菜ソムリエとして何ができるか

「食を通して地域や社会、未来を知ってほしい」

という願いから、友人知人企業色々巻き込んで、今年も5講座考えました。

ご協力いただいた皆様ありがとうございます。


今年は16人の生徒が受講してくれます。

そして2人がなんと2年連続受講でびっくりしています。

嬉しいのですが、去年と同じにならないよう考えねば、と気合が入りました。


そして第1回は、馬場ファームの「馬場康平」さんにご登壇いただいて、職業としての「農業」を伝えていただきました。


まずは自己紹介を生徒にしてもらうときに「農家・農業のイメージ」を言ってもらいました。

農家は家族でする、農業は大変そう

と、令和の中学生も、昭和の中学生と変わらないイメージを持っているようです。


馬場さんは、そのイメージを覆す、革命的な農家さん。

馬場さんが今やっている農業をそのままに伝えてもらいました。

スーツ着てバリっと

6次化や法人化、直販やBtoBなど、時間の都合上駆け足だったのでちょっと難しかったかなと思いましたが、みんな寝ないで真剣に聞いてくれました。


そして私は後ろで

脇山米のご飯と脇山米ジェラートの試食の準備

今回は、馬場さんの脇山米のご飯と馬場さんが作ったケールのふりかけを食べて、ジェラートを試食してもらうという流れ。


馬場さんが作る脇山米は、リッツカールトンの朝食やランチに選ばれるほどのお美味しいお米。わざわざ6次化して加工しなくても売れるポテンシャルがあるお米です。

でもそれに挑戦する。

このことだけでもみんなのもつ農家のイメージが覆るのではないかな、と思っています。

(そもそも中学生はリッツカールトンを知らなかったです。先生だけがご存じでした。)


ただ試食するのも学びにならないので

「誰のこのジェラートを食べさせたいか」

というお題を出しました。

「独り占めもいいよ」

と言ったら、言いにくそうに苦笑いしながら「独り占め」という生徒が数名。

「小さい子」という子が多い中

「お友達」とか「家族」とか

「外で遊んでいるこどもや友達」と具体的に例を挙げる生徒もいて

「おばあちゃん」と答えた生徒には、ちょっと目頭が熱くなったりして。

いい会でした。


「少し農業のイメージ変わった?」と聞いたら、女子がニコッと笑ってくれました。

うん、手応えあり。

 

用意したご飯とジェラートは全て完食。

例年では、余って職員室に持って行ったりしていたのですが、びっくりです。

馬場さんのお米はやっぱり違います。

ご協力ありがとうございました。


今年は「食べる」を増やして、舌からも経験と思考を増やしていきたいと思ってます。

残り4講座、お世話になる皆様、先生、コーディネーターさんよろしくお願いいたします。