懐かしQBQパーフェクトガイドVol.6
そろそろアマゾンでも「懐かしパーフェクトガイド」のVol.6が確認できるようになってきたため、こちらもVol.6を始めさせていただきます。
今回は2017年に発売された『スーパーファミコンクソゲー番付』から『スーパービックリマンワールド』について取り扱います。
「スーパーファミコンクソゲー番付」(Amazon)
『スーパーファミコンクソゲー番付』の奥付を見ると、こんな記載があります。
<著作物の引用についての基本方針>
本書は著作権法第32条「公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行われるものでなければならない」という見解に基づきまして、ゲームソフトのパッケージ及びゲーム画面を、ゲームカルチャーの報道、批評、研究を目的として、引用しております。
それゆえ、このブログにおいても、ゲームカルチャーの報道、批評、研究を目的として、ゲーム関連書籍の誌面や文面を引用させていただくこととします。
上記の写真のページの本文をテキストとして引用させていただきます。
80年代、爆発的な人気でテレビアニメ化された『ビックリマン』を題材にした格ゲー。
大聖フェニックス、海天聖ビシュヌ・ティキ、魔スターP、ダークヘラ、魔皇サラジン、リトルミノス、デビルゼウス、鬼僧ダビデスの全8名のキャラクターが登場するが、まず人選が微妙。悪魔の鬼僧ダビデスなんてマイナーキャラ、なんで入れたのか。
さらに、題材がアニメなのにボイスが一切なし。しょぼいSEだけだ。アニメーションの枚数があまりにも少ないため、動きは常にカクカクでスーファミのゲームをプレイしているとは思えない感覚に。
技の種類が少ないのもかなり気になるが、無敵時間の調整などがいい加減なので、反則的なハメ技が多発。結局、「いかにハメるか」を競うゲームになってしまい、ハメ技を持たないキャラは圧倒的に弱くて使い物にならなかった。その他にも、飛び道具がぶつかってもそのまま互いにすり抜けて飛んでいくなど、格ゲーの常識を悪い意味で覆した。
「スーパーファミコンクソゲー番付」(マイウェイ出版、2017年発行)P022
この文章の内容については、あまり細かく見なくていいです。
今回気にしてほしいのは、文章の流れについてです。
序文の説明の後、「キャラクターの人選」「ボイス」「アニメーション」「無敵時間」「ハメ技」「飛び道具」と続き、「格ゲーの常識」で文章を終わらせています。
続いてみていただきたいのが、ゲームカタログというサイトの「スーパービックリマン」の紹介ページを見てみましょう。
スーパービックリマン - ゲームカタログ@Wiki ~名作からクソゲーまで~ - アットウィキ
上記のページを見るだけではわかりにくいと思いましたので、上記のページの「問題点」の項目をテキストとして抜き出し、「クソゲー番付」の文章に該当する部分に色を付けてみました。
詳細な内容が記載されていることはわかるのですが、黄色い部分だけを読むと、「キャラクターの人選」「ボイス」「アニメーション」「無敵時間」「ハメ技」「飛び道具」と続き、「格ゲーの常識」に触れるところまで、「クソゲー番付」の文章と一致しています。
あっ、書き方が逆でしたね。
なんと、「スーパーファミコンクソゲー番付」の「スーパービックリマン」の紹介記事は、「ゲームカタログ」の内容を編集したような内容になっているのです。
同じゲームについて語るとき、同じような内容を取り上げることはそれなりにあると思うのですが、それでも、ここまで順番と内容が合致してしまうのはいかがなモノなのでしょうか。
いや、別に順番を変えればやっていい、というわけではなく、このようなトレース&編集という原稿の作り方がアリかという問題で、個人的には大問題だと思っているのですが、懐かしパーフェクトなライターさんたちはいかがお考えでしょうか。
実のところ、この「スーパーファミコンクソゲー番付」にはボクもライターとして参加していたのですが、自分の担当していたページの内容が改変されていたため、調べてみたら個人サイトのゲームレビューの内容にそっくりだったことがありました。
その経験を思い出したため、今回試しに調べてみたのですが、こんなに簡単にトレースまがいなことをやっていることが判明してしまうなんて驚きです。
きっと本を読んだ方の中にももっととんでもない内容に気付かれている人がいるかもしれませんけど、2019年はそのあたりを調べていこうかと思っています。
ボクにはこのトレース疑惑について、ライターが悪いのか編集が悪いのかは判断が付かないのですが、そのやり口でゲーム出版物を出し続けているQBQの渡辺氏とゲーム出版のブレインの金子氏の問題と捉えるのが正しいことだと思っています。
この体制によるゲーム出版物が登場してから、ボクが知っている限りでは3年目に突入していて、すでに定着している状態にあります。
それゆえ、渡辺氏と金子氏がゲーム出版物から完全に撤退するまで、今後もこの手の問題について追及を続けていくつもりです。
そんな彼らが作っている「懐かしパーフェクトガイド」のVol.6はどうやらサンソフト特集のようですが、かつて発売された本と同じ切り口で同じ人が同じように同じゲームを紹介するようなことがなく、違った方の違った見方による紹介記事が掲載されていることを期待しています。
「懐かしパーフェクトガイドVol.6」(Amazon)
そういえばいまだにVol.4を店頭で見かけないんですけど……。
QBQ(渡辺則明氏)が編集しているゲーム本 ※確認できている範囲の本を掲載しています
20160518「懐かしファミコンパーフェクトガイド」(マガジンボックス)
20160921「懐かしスーパーファミコンパーフェクトガイド」(マガジンボックス)
20161215「ファミコンクソゲー番付」(マイウェイ出版)
20170225「懐かしゲームボーイパーフェクトガイド」(マガジンボックス)
20170421「蘇るファミコン必勝本」(宝島社)
20170513「スーパーファミコンクソゲー番付」(マイウェイ出版)
20170710「本当に面白いファミコン神ゲーベスト100」(マガジンボックス)
20170727「懐かしのプレイステーションコンプリートブック」(メディアックス)
20170925「ゲームボーイクソゲー番付」(マイウェイ出版)
20171010「懐かしパーフェクトガイドVol.1」(ダイアプレス)
20171214「プレイステーションクソゲー番付」(マイウェイ出版)
20180111「懐かしパーフェクトガイドVol.2」(ダイアプレス)
20180217「懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー!!」(マイウェイ出版)
20180410「懐かしパーフェクトガイドVol.3」(ダイアプレス)
20180711「懐かしパーフェクトガイドVol.4」(ダイアプレス)
20181011『懐かしパーフェクトガイドVol.5」(ダイアプレス)
20181119「ファミコン裏技クロニクル」(マイウェイ出版)
20190111「懐かしパーフェクトガイドVol.6」(ダイアプレス)
※上記以外にもQBQの渡辺則明氏が編集しているゲーム関係の本がありましたら、コメント欄などで教えてください。