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Frank Dazai作品集

近未来開拓者蟻の伝説

2018.12.23 18:51

  日々、辛く心落ち着かず。

後悔ばかりが募り、あげくの果てに死に憧れ、しかし、死ぬことは恐怖であり、出来ず。

 生まれ起こされたときから、我ら未来の開拓者としての任務を与えられ、働き蟻として教育を受けた。

 教師はカマキリかバッタか、教えることは、つまらなく蜜の味もしない。

  結局、砂場を這いずり回るだけ、仲間をみれば目が虚ろ。

 仲間が子供に踏み潰された日には悲しむ余裕もなく、翌日には同じような蟻が死んだ仲間のかわりになる。

 心は死に絶えた、痛みも感じない。

 

 "僕は蟻"

昨日、使われていない洞窟を見つけた、外には青い空が輝く。

僕は決めた。洞窟を通り抜けようと。それは回りを乱し、親蟻を悲しませる。

しかし、これも定め。

 

 働かない自由蟻がいてもいいじゃない、死はいつだって近くにいる、君にも聞こえるだろう足音が。

 コッン コッン コッン