健康についての話題(がん その2)
執筆者:Pyon
以前、10月の記事で、〝がん〟の新しい発見方法についての情報をお伝えしました。
※ 健康についての話題(がん)(https://miraiken.amebaownd.com/posts/5058612)
今回は、そのプリベントメディカル株式会社 とともにセミナーをされた〝がんの遺伝子治療〟の最前線を行かれる株式会社GENE REMEDY研究所代表である 桂 実妙さんの情報をお伝えしたいと思います。
〝がんの遺伝子治療〟皆さまはどこまでご存知でしょうか?
最先端の〝遺伝子治療〟はここまで来ているんだということと、桂さんが主導するチームが遺伝子治療を専門で行う日本で最初のクリニックが四谷にOPENとのことです。
桂さんは、自らが乳がんとなり、そして自ら推進して来たこの〝遺伝子治療〟を自身で体験し、その生の実体験結果を持って、日本での啓蒙活動を始められています。
さて、では〝がんの遺伝子治療〟はどんな感じなのでしょう。
〝がんの遺伝子治療〟は、〝注射で治るがん〟あるいは〝乳がん切らない選択〟を選べる治療法とのことです。
しかしながら残念なことに海外の政府系医療機関が安全性と効果を確認して承認しているにもかかわらず、日本ではまだ厚生労働省の保険の承認が得られなく保険適用になっていない薬剤を使用するため、いわゆる自由診療(公的保険適用外)でのみ受けられる治療法になります。
その手法として今は、専門の外科医の先生が
エコー(超音波診断)を見ながら局所注射
CTでガイドしながら局所注射
この方法で、がんの部位に直接Cytomox(自己増殖型)・・・がんにのみ働く〝車〟を用いてアプローチするようです。
がん化した細胞の特徴は、
① 分裂速度が速まる
② 無限増殖化し始める
③ アポトーシス(細胞自殺)しなくなる
ということが特徴とのことですが、それにはCDC6というタンパクが関わっていることがわかったそうです。
• RT181(CDC6)作用機序
1)CDC6shRNAが、がん細胞の核に侵入します
2)遺伝子レベルでshRNAがsiRNAに変換しCDC6のmRNAに干渉します
3)がん細胞のCDC6タンパクが枯渇します
4)がん細胞の分裂増殖を抑制します
5)がん細胞を正常な遺伝子に導くことが遺伝子治療の作用機序
※ガン遺伝子治療サポートセンターHPより
2006年に外国の研究者がサイエンス誌に発表したそうですが、もともと2001年にはすでに桂さんのチームではわかっていて、研究を進めていたそうです。
世界で初めてのRNA干渉という技術により、がん抑制遺伝子を正常に機能する遺伝子を導入し、細胞質内でがんの増殖を抑えるのに必要な タンパク質を生成させる方法が現代、 世界的にみて有効な遺伝子治療だと考えられているようです。
※手術や放射線治療、化学療法など有効な治療法がなく根治的治療が期待できない方々へ希望を与え得る最先端遺伝子治療。
ただ、この事実を良しとしない勢力(利権)が存在するようで、一時期、この〝がんの遺伝子治療〟は日本で日の目を見ないで終わる事態を迎えそうになったこともあったそうです。
しかしそれらの勢力に屈服せず、桂さんのチームは今月12月(予定)に日本で初めてとなる〝がんの遺伝子治療〟が出来る専門のクリニックを東京・四谷に開院するところまで辿り着かせたとのこと。
抗がん剤でがん治療が当たり前?と思われている節のある今の日本の医療界に風穴を開けることになるかもしれない〝遺伝子治療〟。
桂さんのチームをこれからも見守り応援して行きたいと思います。
2018年12月(予定)、四谷3丁目に開設
『TPCクリニック』
HPは今後正式にUPされるそうなので追いかけて行きましょう!
※《参考》特定非営利活動法人 ガン遺伝子治療サポートセンター
未来が見えるね研究所 研究員 Pyon