12月17−18日 鹿児島新港→マリックスラインフェリー→那覇港→豊見城市

ついに沖縄上陸。

12月17日、夕方6時、マリックスライン・コーラルプラスに車と共に乗船し、鹿児島新港を出港。

那覇までは鹿児島新港から丸一日かかる。

今回の日本一周の旅では、北海道と佐渡に続いて3回目のフェリーである。 

オフシーズンでもあり、明らかにキャンピングカーという車は我々一台だけ。 

車で乗り込む乗客も、それほど多くはない。

事前調査では、沖縄行きのフェリーは船酔いが凄いとあった。

確かに船の揺れ具合はハンパない。

どこからともなく、カエルの合唱のような音色が響く。

館内では、売店での酔い止めの薬の販売を知らせる放送が流れている。

身体を起こしていると、もろに揺れを感じてしまう。

ベッドに身体を横たえて、波にカラダを預ける。

ゆらゆらと波に浮かぶ葉っぱになった気分で、海に浮かぶ自分を想像する。

しぜんと波の揺れと一体化し、あとは気持ちよく流されてゆくだけ。

こうして静かに眠りにつくのが一番。

木製の北前船で海を渡り、交易を続けていた船乗りの姿を想像しながら。

翌、12月18日夜7時過ぎ、ほぼ定刻通りに那覇港に到着。

那覇市の南にある豊見城市の、道の駅「豊崎」に宿泊する。

夜は思ったより涼しく感じた。