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The Weekend Traveler

急に韓国に行った件

2024.07.15 07:48

学期中からどこかへ何もしない旅に出たいと思っていたわたし。好機が訪れて韓国に行く事に。

要は学校の仲良しと夜ご飯を食べることだったけど、その他は一人で、なんならwifiも持たずに携帯もオフにしSNSからも足を洗う数日間の休暇にした。

何度となく来ているソウルだけども、いつも誰かと何かの目的で来ているから、全く自分でどこか行こうとした時、何が見たいのかしたいのかよく分からない。

って事で一日目は宿のおじさん推薦を巡ることに。

台北からの飛行機が3時間以上遅れてホテルに着いたのは夜中の2時。

何時だろうが人間起きてたらお腹が空くもので歩いてコンビニへ。

出た、当たり前だけどハングルの海。

かろうじて英語で書いてある部分を読むけど味の組み合わせが謎すぎて手が出せない。

英語がないやつは明らかに辛そうな色の米にチーズが乗っててどう調理しても真夜中向きではないのでパス。

さすがカップ麺の国。全然観光地じゃないエリアでもラインナップがすごい。

忘れちゃいけないのが、コーヒープリンス(古い)の国でもあったわけで、これまたカップコーヒーの種類が豊富。日々、台湾で甘くないコーヒーを探しまくって出会えないのでかなり羨ましい。

小さいパックゼリーみたいなのが美味しそうだった。流行ってるのか色んなとこで見かけた。こんなんじゃ腹は満たされないけども。

結局、こうなった深夜3時。

バナナミルクの飲み物で満たされたからカップ麺に手をつけなかった自分に拍手。

翌日。

地下鉄で近いとこにあった世界遺産、景福宮に行ってみる。

天気は良いに越した事ないけど、台北と変わらないくらい暑い。

韓服で行くと入場料がタダになるって事で、老いも若きも男も女もワールドワイドな韓服の皆さんで溢れかえる宮殿。誰の仕込みか知らないけど、引きで見るとほんとに当時の宮中みたいに見えてくるから良い施策だな、なんて思いながら。

宮殿でチルする若者たち。

リアル21世紀は高層ビルと隣り合わせ。

未来の官女のみなさんも自撮りに忙しい。

隣には民族博物館があって、昔の偉い人のお墓が再現されていたり。


しかし暑すぎて長くは外にいられないので、一周したら宮殿を離脱。

次は景福宮から徒歩10分圏内の北村韓屋村へ。ここは昔、貴族や宮殿関係の人たちが暮らしていた韓国の昔ながらの雅な家屋が残る文化地区で、今も普通に暮らしている人もいるけど、保存地区としてカフェやギャラリーなんかに使いながら守られているエリア。

どこの国でも思うけど、意思がある建物って歴史を経てもとてもかっこよくて、更に韓国はレトロじゃなくてモダンに活用しててとても素敵。

壁画もちょうど良く今どき。センスだなぁとため息。

こちらは一般のお宅として使われている韓屋。国旗が翻っているのがなんかかっこいい。

しかし海外からの観光客が多くてさながら京都みたい。確かに映えまくりだけど、静かに観光しましょうね、の看板もそこらじゅうにある。

人の多さを除けばとても静かで洒落ていて見晴らしも良くて落ち着く北村韓屋村。

冬とか風情がありそうな時にまた行って韓国茶とか飲みたい。

大体こんな感じで過ぎていく一人だけのあてのない観光。

読めない文字、分からない言葉に浸って外国に来たなぁという実感。便利ってありがたいけど、五感を使ったりコミュニケーションだったり色んな機会を減らす事でもあったのかなぁと。

旅は不便でもいいか、と原点回帰な一日だった。


2日目に続く。