耳が開く
今日は博多の街は、7月1日から続いた、博多祇園山笠のフィナーレ、追い山でした。
平和と安寧を祈って、今年も奉納された追い山。
男衆の皆様、良か奉納でした。
昨日、次女と博多駅の前の飾り山を見て、いろいろと話しました。
「飾り山の表は、全部櫛田神社の方を向いとーとよ」
「へぇ〜」
あら、聞いてくれるんだ。
小さい頃は全然聞いてくれなかったのに。
いろいろと友達と出かけるようになって、いくらスーパー方向音痴でも、お櫛田さんの方角がわかるようになったのでしょう。
大人として、そして博多もんとして、成長してるではないですか。
「裏は裏って言わんとよ。見送りっていうとよ。」
とか
「山の番号が偶数や奇数で飾るものも変わるとよ。」
とか、止まらない私。
「へ〜そうなんだ。」
とどれもしっかり聞いてくれる次女。
芸術系の大学に行くようになって、少しづつそういったことにも興味が出てきたのでしょう。
これが耳が開くということなんだな。
小さい頃から言ってきたことも、興味がなければ心に残らないし、聞く耳も持たない。
今が、次女が山笠の話を聞くタイミングなのでしょう。
これは教育も同じ。
早期教育が昔から行われていますが、早ければいいという問題ではないと私は思っています。
一人一人、経験と心の成長の具合で、学びが理解できるか定着できるか決まると考えています。
平均的なタイミングや、人より早くなんて、必要ない。
「待ち」もまた必要な教育なのです。
今年のキャナルシティは12番山なので、これは堂山。
お堂が一番上に乗ってます。
次女が親離れする前に、もっと山笠のこと話せたらいいな。
お櫛田さんは3つの紋があるのに、山笠期間中は2つになることとか。
令和の今まで長く山笠が続いてきたのは、その歴史を深く知り、大事にしてきたから。
女子だから、直接山に関わることはないけれど、福岡に生まれたものとして知っていて欲しいな。