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Fashion source: Daily Journal

時を忘れる旅 - 三浦半島で見つけた非日常

2024.07.16 14:55

 日曜日は大阪日帰り出張で、翌日は、家族旅行に合流しました。前日は日帰りの遠出ではありますが、全く疲れておらず、気がつけば深夜3時。パソコンの画面に向かい、セミナーの振り返り動画を編集し、概要欄にまとめを作成してから就寝しました。

 翌朝は9時ころ起床し、11時には家を出て、みんなが待っている三崎口まで電車です。都会の風景が、のどかな田園風景へと移り変わる様子に、旅の実感が湧いてきました。麦わら帽子が似合いそうな場所に、どこでもドアで急にやってきたかのようです!

 梅雨ですし、雨の予報でした。なので、ぎりぎりまでホテルをキャンセルする可能性も母は考えていましたが、いつも通りの晴れ女ぶりが健在だったようです。

 駅の改札口で手を振り待っていた姪の顔を見て、思わず笑みがこぼれます。姪や甥は既に日焼けした肌で、旅の思い出を私に語ってきました。ポニーに乗ったり、アスレチック、ゴーカード、自転車、森の中をターザンするジップラインなど、甥にとっては、ディズニーランドよりも楽しいそうです。

 私自身は、これからの予定を全く知らされていません。ただ家族に従って三崎港行きのバスに乗り込みました。どうやら、海鮮を食べるそうです。バスから降りると、潮の香りが漂う港町の雰囲気が私たちを包み込みます。

 夏休みのはじまりで、三崎口の有名な海鮮屋さんはウエイティングの列。家族8名で行ったので、いつまでかかるのやら…と思っていたら、待てない母がほかの小ぎれいなお店を発見し、何とすぐに入ることができました! ただ、オーダーしてからちょっと時間がかかりましたが、座りながら待っていられたので良かったでしょう。

 ついに運ばれてきた海鮮丼!新鮮な地魚が、柔らかな酢飯の上に美しく並べられています。魚の旨みと酢飯の絶妙なバランス。はるばる来た甲斐があったと、心から思える瞬間でした!

 食事を終え、急ぐように桟橋へ向かいます。幸運にも、にじいろさかな号にぴったりのタイミングで乗船できました。船内に足を踏み入れた瞬間、船酔いを心配しました。(笑)

 下層デッキには、窓が設置され、水中の魚が見える仕様になっています。海のコンディションもあると思いますが、この日はそれほど透明度は高くないようです。これがメインノアクティビティーかと思いきや、本当の興奮は上層デッキで待っていました。

 オープンエアーの爽快な風を受けながら、船は沖へと進みます。突如、大きな影が頭上を横切ります。トンビがえさをめがけて船へと向かってくるではありませんか!その迫力に、思わず歓声が上がります。

 風を切る鳥の鋭い動きに、船の乗客みんなが変なテンションに! 海の香り、潮風の感触、鳥の鳴き声全てが五感を刺激し、特別な瞬間でした。まさか、昨日は大阪だったのに、今日は海上にいるなんて!(笑)

 甥はパパと一緒に餌付けに夢中。いくつか、甥の投げたエサをトンビが見事キャッチしたようで、甥は嬉しそう!夏休み初日から良い思い出になったでしょう!

 船はそれなりに揺れましたが、船長曰くこの日は穏やかな海だったようで、船酔いしやすい私はまったく大丈夫。むしろ、ジェットコースターが得意な姪の方が若干船酔いしていました。(笑)

 船から降りて、アイスクリームやフレッシュジュースを堪能し、帰りのバス停へ。帰りのバス停に向かう道すがら、三浦港の風景に目を奪われます。レトロな建物が並ぶ街並みは、まるで時間が止まったかのよう。レトロな雰囲気漂う小さな待合所に、父と母がちょうど並んで座っているのが見えて、思わずカメラを構えました。年賀状候補です。

 帰りの電車の中、私は早速スマートフォンを取り出し、撮影した動画の編集に没頭しました。たった4時間の三浦半島滞在でしたが、日曜の大阪日帰り、船上など、非日常的な濃密な時間を過ごしたせいか、今日の新宿までの山手線乗車時間があっという間に感じられました。旅の計画が上手くいって、母も胸をなでおろしたことでしょう。(笑)