葬送のフリーレン ヒット分析
媒体
漫画, アニメ
ターゲット
両方
予想企画意図
魔王を倒すという「戦う」主人公ではなく、「趣味」の魔法を探すという主人公を提示することで、キャラクターを深堀することに特化。
魔法を探しながら、人々の心を探して知っていく。
長命種のエルフだからこそ、当たり前のことに疑問を思う説得力を生ませる。
当たり前の素晴らしさを改めて読者に知ってもらおうとしているのではないか。
テーマ、メッセージ、主張
死んだら終わりじゃない。何をしてきたのか?
ギミック、舞台設定、世界設定
中世ヨーロッパ、ありふれたファンタジー世界、魔法に重点を置いている
セールスポイント
長命種から見える時間経過のエモさの表現
コミカルポイント
エルフならではの感覚のずれ
醍醐味(新規性、独自性)
魔王討伐から始まる振り返りの物語
主人公
・物語のなかで「変化する」人物
・最初は誤った考え方をもっている
・早い段階で好感を抱かれるシーンが必要
「フリーレン」長命種故にのんびりとした性格。ヒンメルの死で人間を知ることの大切さに気付く。感性が人間とずれているが、自覚しており寄り添おうとする。
パートナー
・主人公の理解者であり側近
・見た目や特技は主人公と異なる
・主人公との仲が決裂するシーンがある
「フェルン」しっかり者。冷めた性格だがハイターへの恩義を忘れない。
ヒロイン・ヒーロー
・「読者」にとってのシンボル
・その世界で一番の美女、イケメンがセオリー
・「報酬」として主人公のモチベーションになる
「ヒンメル」フリーレンにとっての良い思い出。行動変革のきっかけ。
メンター
・主人公に知恵を与え、導く存在
・年老いているので第一線では戦えない
・途中退場することが多い
「ハイター」「フランメ」前者は人間について、後者は魔法について主人公に教える。どちらも主人公の人格形成に大きく貢献
ピエロ
・場の空気を盛り上げてくれる
・解説役になってくれる
・ダークな空気を緩和してくれる
「シュタルク」解説は時々しかしない。強さの割に臆病。追い込まれると真価を発揮する。
厄介者
・主人公にトラブルを与える
・読者をイライラさせる
「フェルン」はこの役割も果たす。人間らしい葛藤を見せて、周りを悩ませる。
ライバル
・主人公と目的は同じだが価値観が違う
・主人公へのアンチテーゼを代弁させる
「ゼーリエ」師匠の師匠で格上だが、主人公は対抗心を持たない。意見の合わない相手と割り切っている。
ラスボス
・「変化」のために乗り越えるべき最強最大の敵
・主人公の変化を阻止しようとする
該当者なし
子悪党
・主人公の引き立て役
・ご都合主義には注意
主人公は最強の魔法使いであり、他の魔法使いは全て主人公の引き立て役になる