2018年シーズンとこれからのトレイルの世界への想い
2018年のトレイルを振り返ると今までで一番充実したシーズン。もっと楽しみな2019年シーズンに向けてへの想いと、成長の中で感じ始めたトレイルの世界への想いをまとめました。
◯2018年の試合結果に影響した3つのこと
→大阪52km 11位/87人
→マレーシアECOトレイル100km 31位/250人
→おんたけ100km 中止
→京都65km 15位/255人
→インドネシアMesastila 100km DNF
→FTR100km 155位/650人
去年までスレっスレでゴールだった状態が全レースで成績が全体の10〜25%くらいで安定し始めた。昨年度の本当に悔しかったシーズンから、学んだことをちゃんと生かした1年。別にトレーニングを増やした訳ではなく
①結婚を期にベースの生活習慣(食と睡眠)の「改善」したこと
②感覚の「経験」を勉強しなおして「言語化」したこと
③「言語化」したものを共有して、「形式知」に昇華したこと(ジェル補給、マメの理論と靴下)
今年を振り返ると、1人で強くなったとかそういうのではなく、①については「家族」、そして②と③については周りの方々からの大きな支えがあって強くなったのは間違いない。本当に感謝でしかないです。
◯ターニングポイントレース
2018年というか、これからのトレイル人生で間違いなく鍵となったレースは「マレーシアの100km」の灼熱のジャングルのレース。「東南アジア」×「トレイル」という日本語は愚か、英語すら攻略本の無い未開の地でのレース。攻略方法&言語が全く分からないまま、素の自分を表現し、どんな状況も主体的に自分自身を受け入れ、全身全霊で地球に対し表現した23時間は、すごく大きな財産になった。
◯新しく芽生えた「トレイルの世界」への想い
トレイルが楽しくなり、成長をし続ける中、ふと想い、2017年の振り返りでも最後に書いていたこと。
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「世の中の人がなんかワクワクしてもらえるように」、この変態的な個人的なオナニズムを「社会」にどうにかして還元できる仕組みなんか考えていきたいなーって思います(個人的思考レベル。)」
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徐々にではあるけど、いろいろと始動中。個人的な想いとしては、トレイルの市場はランニングブームの急速な発展をしている一方で、事業者(メーカー・大会主催者)側の「的確な情報の提供」とランナー側の「情報の理解」にすごく乖離がある(googleトレンド分析)。現場のイチランナーの視点でも、トレイル初心者の物品の購入するときの選定基準の情報、大会ごとの必携品の情報のランナーのキャッチアップと認識、トレイルの走り方や持つべき基礎知識などたくさんの課題がある。この乖離(GAP)を正しく理解をして、多くの人と連携をしながらこの課題を解決する糸口を探していきたい。
◯すごく楽しみな、2019年に向けて
選手としては、全てを「数字」で語る一年にしたい。「ウルトラトレイルは順位とかタイムじゃねぇ!!感情だ!」ってよく言われ、そう思ってたけど、目標という数字というよりは、2019年はトレーニングや生活(睡眠、食事)などの「感覚」的な部分を全て「定量」に置き換え、大会ごとに「ギリッギリにストレッチをした目標」を掲げ、それをしっかりとクリアできるか?ということを見ていきたい。要は「ありとあらゆる成長を楽しむ」ために、振り返る素材を増やしたい、だからストイックに24時間過ごそう!的な。
トレイルの世界に対しては、多くの人と連携をして現状の課題を顕在化をして、どう打ち手を設計、実行できるか。個人で強くなるだけではなく、この愛すべきスポーツを通して、去年からのふつふつとした「想い」を「打ち手」として「想創(そうぞう)」していきたいと思う。
◯最後に(2018年の楽しい写真たち)
全世界でトレイルを通じお世話になったみなさま。ありがとうございました!また来年会いましょう〜!!