ジョギング
おなか周りの肉を取るにはウォーキングしたり走ったりして、有酸素運動をしたほうが良いのはわかります。その効果も頭では理解しています。ただジョギングにはそれだけではない効果がありました。ジョギングの「がん細胞」を 撃退する効果が凄い! 心肺機能を強化して免疫力アップ! 肩こり、認知症、老化の予防にも!
ジョギングのメリットが凄すぎる!
個人スポーツの中でジョギングはウォーキングと並んで人気が高く、また、数ある有酸素運動の中でも特に健康効果が高いです。
例えばジョギングを習慣化することで以下のメリットが得られます。
①ダイエット効果
ジョギングを習慣化することで、体脂肪を減し、筋肉量を増やすことができることからダイエット効果が期待できます。しかし、ダイエットを目的としてジョギングを行う場合は、適切な食事管理や栄養バランスを考慮することも大切です。
②生活習慣病の予防
ジョギングは、メタボリックシンドローム(肥満)の要因である内臓脂肪を減らすことができます。 また、ジョギングすることで、ブドウ糖がすぐ消費され血糖値が下がります。ジョギングを習慣化すれば血中のブドウ糖の量をコントロールするインスリンが効きやすい体質に変わる効果が期待できるため、生活習慣病の予防につながります。
③認知症の予防
ジョギングは、脳の機能を高めるため、集中力を向上させる効果もあります。ジョギングを習慣化することで、認知機能の改善にも役立ちますので、認知症の予防効果も期待できます。
④体力増進
ジョギングは心肺機能を鍛えると同時に全身持久力を高めることができます。 全身持久力とは長い時間体を動かし続けることのできる能力のことで、ジョギングを習慣化することで体力増進につながります。
⑤睡眠の質向上
ジョギングをすることで心地よく身体を疲れさせ、深い眠りにつきやすくなります。また、ジョギングによって分泌されるホルモンの中には、睡眠に関係するものもあります。例えば、セロトニンはリラックス効果をもたらし、メラトニンは眠気を誘う効果があります。ジョギングによって、これらのホルモンの分泌が促進され、睡眠の質が向上することが期待されます。 ジョギングのような運動を習慣にしている人には不眠が少ないことが多くの研究によって明らかになっています。
他にもあるジョギングの健康効果!
ジョギングを習慣化することで脳の活性化、肥満予防、認知症予防、老化防止、骨密度up、心臓を強化、疲れにくくなる、明るく前向きになるといった心と体の健康に良い効果をもたらします。そして、つい最近になってジョギングには、「がん細胞」を縮小させる効果があるといった研究結果が発表されました。といっても現時点ではマウス実験の段階なので、決定打となる理由が解明されるのは、まだ当分先のことになりそうです。
ジョギングは負荷をかけすぎると、かえってストレスがたまるため注意が必要です。 また、ダイエット効果が実感できるまで時間がかかるので、この点もストレスを感じてしまうかもしれません。個人的には20分から30分(それ以上となると活性酸素が体内で増えるので体が酸化する)くらい走るのが一番健康にいいと感じています。
軽めのジョギングがおススメな理由!
ハードなジョギングはおすすめできませんが、適度なジョギングは心身ともに優れた健康効果をもたらしてくれます。例えば軽めのジョギングは幸せホルモン「セロトニン」の分泌が活発化するので、ストレス解消効果、快眠効果、うつ病などの精神疾患の予防にもつながります。ということで、今回はジョギングの優れた健康効果について解説しているJ-CASTさんの記事をご紹介させていただきます。
ランニング
走るとがん細胞が縮小する アドレナリン分泌でみなぎる「戦闘力」マウスの実験では、がん細胞が50%縮まった
研究をまとめたのは、デンマーク・コペンハーゲン大学のペルニール・ホイマン博士らのチームです。回し車でランニングを続けたマウスは、何も運動をしなかったマウスに比べ、がん細胞が50%も縮小したという実験結果を、国際医学誌「セル・メタボリズム」(電子版)に発表しました。
チームは、アドレナリンががん細胞に及ぼす影響を調べるため、肺がん、肝臓がん、皮膚がんなど5つのがんにかかったマウスを、それぞれ回し車でランニングするグループと運動をしないグループの2つに分けました。
アドレナリンがガン細胞を撃退!?
人間がランニングをするとアドレナリンが分泌されますが、その状態を再現するため、ランニング組のマウスに人間並みの量のアドレナリンを注射しました。
その結果、ランニング組のマウスは、運動をしなかったマウスに比べ、5種類のがん細胞の大きさが平均で50%縮小しました。
がん細胞を攻撃するNK細胞がアドレナリンによって増加!これらの驚くべき結果は、がん細胞を攻撃するNK細胞がアドレナリンによって増加したからです。マウスの体内を調べると、NK細胞が血液の中を移動し、がん細胞を探し当てて集結、攻撃する様子が観察されました。次にNK細胞が欠乏したマウスを使い、ランニングをさせる実験をしたが、がん細胞は縮小しませんでした。また、アドレナリンの働きを止めたマウスにも同じ実験をしたが、やはりがん細胞は縮小しませんでした。ランニングでがんを抑制するには、十分なアドレナリンの分泌とNK細胞が必要だということが明らかになりました。
アドレナリンが闘争心に火をつける!
ところで、なぜアドレナリンががん細胞を縮小させるのでしょうか。よく強壮剤のコマーシャルなどに「アドレナリン出た~!」というキャッチコピーがあります。アドレナリンは、山道でクマに遭った時のように、驚き、恐怖、怒り、興奮状態になると副腎から分泌される。「命の危機」の時に反射的に出るため「闘いホルモン」と呼ばれています。俗にいう「火事場の馬鹿力」の源です。これが、がん細胞やウイルスを攻撃するNK細胞を増やして活性化、「闘争力」に火をつけるわけです。
「侍」と「忍者」の協力軍が「がん細胞」城を攻撃
研究チームは今回、インターロイキン6(IL-6)という免疫伝達分子が、アドレナリンとNK細胞の「がん細胞死滅共同作戦」に一役買っていることを発見しました。IL-6は、ランニングなどの強い運動をすると筋肉組織から放出されます。 脂肪を燃焼したり、血管の炎症を防いだり、体にいい働きをするのだが、がんとの関連はわかっていません。ところが、なんとNK細胞をがん細胞の場所に案内するガイド役を務めていたことが判明しました。
「IL-6ががんの発症地点までNK細胞を導く証拠もあります。我々にとって、このメカニズムは驚きでした。なぜIL-6がそんな役割を演じるのか、今後の研究課題です」と、ホイマン博士は語っています。
アドレナリンを十分に放出する運動ががんに効く!?
つまり、こういう図式だ。ランニングをするとアドレナリンが分泌され、がん細胞を斬る侍「NK細胞」が増えます。一方、筋肉からがん細胞の隠れ場所を突きとめる忍者「IL-6」が放出されます。
走ることで、侍と忍者が次々とがん細胞退治に乗り出していくわけです。ホイマン博士は「マウスの実験段階ですが、アドレナリンを十分に放出する運動が、がん細胞の縮小に有効であることが示されました。これまで、がん患者にどんな運動がいいかアドバイスするのが難しかったですが、ランニングのようなある程度負荷のある運動を勧められます」と語っています。
出典:J-CASTさん
リブさんグッズの販売はこちらです。