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マタニティ鍼灸のMEILONG「風邪の予防方法!」

2018.12.07 08:20

みなさんこんにちは! 木川です nico

今年もいよいよ師走に入り、年末までのお時間もお忙しく過ごされることと思います。

そんな慌ただしい時間の中でお疲れがなかなか取れず、お風邪をひいてしまわれる方もこの時期に多いのが特徴ですね....。

そこで、今回は風邪についてお話ししたいと思います!

突然ですが、「風邪をひいたら早く治したい」、「できることなら風邪をひきたくない・・・」と思っていませんか?

風邪をひいたからといって仕事や家事・育児を休めずしんどい、という経験もあるかもしれませんね...。

「風邪は万病のもと」とも言われ、さまざまな病気の原因ともなるので「ただの風邪」と油断するのは禁物です!!

そのために、ここで風邪の症状別の対策を分かりやすく説明し、またひかないためにできることもお伝えしていきたいと思います。

風邪

油断大敵!「風邪(ふうじゃ)」は万病のもと

東洋医学 では、風邪は自然界の邪気「風邪(ふうじゃ)」が身体に侵入することで起こる症状と考えます。目に見えないので「邪気ってなに?」と思ってしまうかもしれませんが、悪いものが身体に入ってくるイメージを持ってもらえれば大丈夫です。 風邪は「寒」「熱」などのほかの邪気と結びつきやすく、風寒(ふうかん)・風熱(ふうねつ)・風湿(ふうしつ)・風燥(ふうそう)などの邪気となって身体に侵入。そのため、風邪をひくと悪寒・鼻水・咳・発熱といったさまざまな症状が現れるのです。

風邪かな?と感じたら、早めの対策で撃退!

かぜの症状は、悪寒や頭痛などが特徴の寒(かん)、熱やのどの痛みなどが特徴の熱(ねつ)、吐き気や下痢などが特徴の湿(しつ)、咳などが特徴の燥(そう)の4つのタイプがあります。 それぞれの症状には特徴があるので、そのタイプに合った対処法を知ることが大切です!

今ひいている方は、自分自身がどんな症状なのかをチェックしてみてくださいね!

1. ぞくぞくする初期症状「寒」の風邪

気になる症状

「寒」のかぜは、ぞくぞくっとする悪寒や頭痛・関節の痛み・肩コリ・透明な鼻水などが特徴です。

風邪の初期にあたる症状で、熱の自覚症状は軽く汗もあまりかきません。

この時期のかぜは、身体を温めて邪気「寒(かん)」を取り除くことが大切。

白菜、大根、ネギを煮込んだスープ「三白湯(さんはくとう)」は、身体をポカポカに温めてくれます。

このスープに、発汗を促すショウガや、三つ葉などの香草を加えるのもおすすめです。辛みのあるニンニクにも発汗作用があるので、すり下ろしてお湯を注ぎ “ニンニク湯” にして飲んでみてください。

摂り入れたい食材

三白湯(白菜、大根、ネギ)、ショウガ、香草(三つ葉など)、ニンニク

2. のどの痛みと高い熱「熱」の風邪

気になる症状

「熱」のかぜは、発病したときから熱が高く、のどの腫れや痛み・黄色く粘りのある鼻水や痰・のどの渇きといった症状が現れます。

塩水やお茶でこまめにうがいをし、外出から戻ったら手洗いも忘れずに!!お部屋の空気をよく換気することも大切です。

解毒作用のある酢と水を1:2の割合で鍋で煮立てて蒸発させて、部屋の空気を消毒するという習慣も中国では一般的なのでぜひ試してみてください!

ゴボウをみそ汁の具に加えたり、菊花茶、ミントティー、板藍茶(ばんらんちゃ)などのお茶を飲むのもおすすめです。

摂り入れたい食材

ゴボウのみそ汁、菊茶、ミントティー、板藍茶

3. 胃腸に来る「湿」の風邪

気になる症状

「湿」のかぜは、胃のムカつきや吐き気、痛み、下痢、食欲不振など、消化器系の症状が現れる胃腸型の風邪です。

胃に不安のあるときは、生ものや油っこい料理はなるべく避けるようにしましょう!

お米は消化しやすいようおかゆにして食べるのがおすすめです。

おなかを温めて胃の痛みを和らげる八角や山椒の実、解毒作用のあるニンニクやシソ、ショウガなどをうまく料理に活用してください。

摂り入れたい食材

シソ、ショウガ、ニンニク、八角、山椒の実

4. 咳がつらい「燥」の風邪

気になる症状

「燥」のかぜは咳が強く、痰がからんで胸に重苦しさを感じることも。呼吸器系の弱い人に多く見られる治りかけの時期の症状です。

マスクや加湿器などで湿気を補い、肺を潤すように心がけましょう!

梨を皮ごと蒸したものや、銀杏入りの茶碗蒸し・百合根のみそ汁・杏仁豆腐・大根の煮物など、肺を潤す食べ物を食事のメニューに加えてみてくださいね。

摂り入れたい食材

梨(皮ごと蒸して)、銀杏入りの茶碗蒸し、百合根のみそ汁、杏仁豆腐

風邪をひいてしまったら早めに治療することが大切ですが、何より肝心なのは風邪に負けない身体をつくることです!

かぜは風邪(ふうじゃ)の侵入によってかかるものなので、外から侵入しようとする風邪をはね除けてしまえば風邪をひくことはありません。

体力を養いながら防衛機能を高めることで、かぜを予防することができるのです。また、身体の疲れはもちろん、ストレスや女性の生理時、出産後などにも注意が必要です。

このように一口にかぜといってもその症状は単純ではありませんので、まず自分の症状を見極めるながら適切な対処を心がけ、症状の悪化を防ぎましょう!


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