エステティックを正しく理解しよう
エステティックには
「美学・審美・美意識」という意味があります。
古代から多くの哲学者たちが「美」について研究し、時代を経ながら様々な定義を与えています。何をもって「美」という価値を与えるのか?または得るのか…。
美とは何か?という問題を極める学問を【美学:エステティック】といいます。
エステティックの語源は、1700年代にドイツの美学者バウムガルデン(1714~1762)が、初めてエステティックという言葉を用いて『美とは:人間に満足や快感を与える対象である』と定義しています。
エステティックの本質には、
人々の心にある「美しくありたい」という欲求を実現し、それぞれの人に幸せと満足感をもたらすところにあります。
時代の流れと共に文明が進化し、生活様式も変化してきました。
それに比例するように『美』の対象や価値観も変わり、人々の欲求も変化してきました。
美の基本には
「健康」があるという考え方です。
現代の私たちには、今や常識的な思想(認識)だといえるでしょう。
心と体が健康であることが最高の美しさであり、それをサポートするのは、健康を保ち、促進して、病気にならないように予防することである
1960年代にアメリカで登場した『ウエルネス(Wellness)』という言葉。
心身の良好な状態の維持管理、及び回復を目指そうとする提唱です。
つまり…
いつまでも若々しく、美しく、元気に社会生活を送り続けたいという人々の欲求や、『一度限りの人生を豊かに』という欲求を達成するために努力し続けることの考え方、この概念を『ウエルネス』といいます。
「健康」とは?
『身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態にあるということで、単に病気ではないとか虚弱ではないということではない』と1948年に、世界保健機構(WHO)が定義しています。
『ウエルネス』はWHOが定義した『健康』を実践する上で、一歩進んだ、現代の私たちが認識している思想だといえるでしょう。
では、改めてエステティックの職業としての定義とは?
【エステティックの定義】
異なる肌や身体や心の状態や特徴を踏まえ乍ら、
化粧品や用具、機器、手技を使って人の心に満足と寛ぎと安らぎを与えると共に、
肌や身体の健康的で美しい状態に保持、保護する行為。
これを踏まえて…
アプリシーは
いえ私だけではなく、全国で活躍する資格を持った真のエステティシャンは
お客様のご要望に応えるために、エステティックの専門的な知識と技術を使い、心身を美しく健やかに保つために、総合的に施術や指導を提供しています。
そして、心身の健康と美しさをサポートすることの大切さも理解したうえで、お一人お一人に寄り添ったソワンエステティック(SOINの意味:手入れ、手当、世話、注意深く、念を入れて、心遣い)を心掛けております。
心と身体の健康と美容の回復や維持のために、ホリスティック(統合的)なケアを目指しています。
これはエステティックの道に進んだ際に、スクールで学んだ最初の心構えです。
美容(皮膚やプロポーション、感性が洗練された状態へ導く)、
健康(適合した状態に導く)、
快(心身共に満ち足りた状態へ)
なぜこんな記事を書いたかというと、まず私の根本的な思いを知っていただきたい…ということ。そのためには一般の方にもエステティックの歴史や背景について触れていただく必要がありました。
将来的な美容の維持と健康増進、そして心身共に幸福である(得る)ためのウエルネスを目指したエステティックの提供であり、ホリスティック(統合的・関連性などの意味を持つ)なケアを目指しています。