犬と泊まれる宿の看板犬?
今日、お宿の詳細を知りたいというお客様が来てくださって、
いろいろお話させていただいた。
ワイマラナーを2頭飼っていらっしゃって、
「ワイマラナー飼ってるんですよね!」と。
「いますよ」というと、
ぜひ会いたいと。
一応、札幌の保健所から引き取った子で、
噛むと言われていて、なかなか引き取り手が見つからなかった犬なんです。
今は噛むことはないと思うけれど、全然フレンドリーではなく臆病なので
触ることはできないと事情説明したら、
「え、その子、保健所に電話で問い合わせた」とのこと。
やっぱり、噛むと言われて引き取りをあきらめたのだそう。
それでも会わせてほしい、とおっしゃるので、
まぁ、ねえ、
自分が思い入れのある犬種で、あまり他にはいないので
見たい気持ちは私も一飼い主としてはわかる。
忙しかったり、他にお客様がいらっしゃったりするとお断りするのだけれど、
店には他のお客様もいらっしゃらなかったし、
時間もあったので、
店に連れて出て、会ってもらった。
うには、女性は大丈夫なんだけど、
やっぱり男性はまだダメのようで、
特にダウンとか着ていてガタイよく見える人がダメ。
ムスコは大丈夫になったけれど。
話しかけられたとたん、警戒して、う~っと唸っていた。
ワタシがついていて、
手を出さない限り、噛まないので大丈夫だけど。
年が明けたら、2頭連れて泊まりに来たいとおっしゃっていた。
なんだか、
うにを引き取りに行ったときに
保健所にいた年寄りのエアデールテリアがちょうど引き取られていくのを見て
安心したこと。
エアデールを引き取られた方が「ワイマラナー引き取るんですか?」と言って
喜んでいらしたことを思い出した。
以前にもお客様が「あの札幌の保健所にいた子なんだ。HPで見てたんです」と
言ってらして、
あの子がここにいるんだねぇと安心してくださることは、
ちょっと嬉しいことでもある。
皆を引き取れるわけでもないし、誰でもいいわけではないし、
うにはワイマラナーだから引き取ったんだし、ということに、
心が痛むこともあるけれど、
好きな犬種があるのはニンゲンだから仕方ないよとも思う。
そうやって自分を納得させないとどうしようもなくなるので。
夕方、友人が「お誕生日おめでとう」とお花を持ってきてくれた。
お花をもらうのなんか何年ぶりだろう。
「お花屋さんにお花だけど」と言いながら。
いえいえ、生のお花は扱わないから、いくつになっても、嬉しい。
かわいいバラ。
ありがとう!!