【必ず来るから】「いつか、必ず、チャンスの順番が来ると信じなさい。 」秋元康
田原総一郎氏が、秋元康氏とAKB48についてまとめた本である。
田原氏は
「秋元康」という人物は、僕にとって長い間、謎の人物だった。
テレビの構成作家出身であり、作詞家として手がけた作品はなんと4千曲以上あるそうだ。
チャート1位80曲以上という記録は、歴代の作詞家で1位を誇る。
売り上げ総数は4500万枚で、これは歴代3位だという。
これだけでも「おばけ」だが、さらに脚本も書き、映画も撮り、小説も漫画原作もある。
そして何よりAKB48グループの総合プロデューサーだ。
秋元さんが「大作家」であることは間違いないが、僕が知っている「作家」と彼の活動は
まったく違う。
作家というのは、個人の表現活動に徹する存在だ。
だが、秋元さんはAKB48という女の子の集団を世に送り出し、社会現象まで
生み出しているのだ。
「秋元康」とは、いったいどんな男なのか?
謎を見つけたら近づいてみたくなるのが僕の習性である。
たまたま同じ整骨院に通っているという縁もあり、早速、僕は秋元さんの取材を
始めたのだ。
(公式ブログより)
ぼくも、秋元氏のパワフルな、
そして創造的な活動には、尊敬と憧れがある。
秋元さんはAKB48を
「高校野球」と表現していた。
プロのようなテクニックはないが、平凡なゴロでも全力疾走し、ヘッドスライディングする。
ファンは、そんなメンバーたちを温かく見守り、熱い声援を送るスタンドの観客なのだ。
AKBメンバーとAKBファン、こんな不思議な集団を僕は見たことがなかった。
(田原氏)
どうして、こんなにアイデアが湧いてきて、
いつも時代の最先端を行くことができるのだろうか?
年齢的には、50代のおじさんである。
今、一番、話を聞いてみたい人の一人です。
みんなが集まっている野原には、
野イチゴはない。
だから、野イチゴがたくさんありそうな、
未開の場所を探す。
蛇がいたり、滝があったり、
みんなが危ないという場所にこそ、
野イチゴはたくさんある。
いつまでも、同じことをやっていてはだめだ。
新しい方法を考え出すんだ。
みんなが集まっているところばかり、探しちゃだめだね。
僕はこれまで成功を手にした人にたくさん出会ってきました。
この人たちは何が違うかというと簡単です。
「行動を起こしている」ということです。
成功できなかった人は必ず後からついてくる。
「自分も同じ事を考えていた」と言って。
実行に移す人は案外少ないんですよ。
行動を起こそう。
積極的にリスクを取りに行こう。
リスクをとらないでチャンスも成功もない。
せっかく人生の旅に出たのだから、
立ち止まっていたのでは損です。
じっとしていても、
時間は減っていくばかり。
だったら動くことです。
(秋元康)