タカタニエミコ個展「ホロウ」7/19-7/30
タカタニエミコ個展「ホロウ」
企画展:1階
会期:2024年7月19日(金)- 7月30日(火)
時間:平日15:00-20:00 土日祝13:00-20:00 水木休み
最終日19:00まで
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アトリエ三月では初となるタカタニエミコ個展を開催します。
「揉み紙」とは和紙を手で揉みシワを与えることで偶然性を孕んだマチエールを与えることができる技法です。
大学大学院と伝統的な日本画技法を学び日本画材を用いた抽象的なアプローチを模索する中、
「揉み紙」という技法を加えることで写実的な抽象へのアプローチを経て偶然性を作品に取り入れました。
今回は近年の作品群に比べて要素を省き、伝統的な日本画足るべく余白や構図に焦点を当てます。
アップデートが困難な日本画というジャンルを抽象的で偶発性を取り入れたアプローチや、裏彩色を応用した
手法、現代的な素材を用いて緊張感のある画面を構成しました。
この機会に是非ご高覧ください。
アトリエ三月
原康浩
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タカタニエミコ
略歴
1992 大阪府出身
2015 京都嵯峨芸術大学日本画専攻 卒業
2017 京都嵯峨芸術大学 大学院 卒業
個展
2015 「Mechanical」ギャラリー恵風(京都)
2021 「皺」SUNABAギャラリー(大阪)
2022 「SUKIMA」芝田町画廊Petit gallery(大阪)
2022 「双対する虚空と実在」igu_m_art(大阪)
2023「粲然たる朝の光と虚なる空」windfall gallery (京都)
プロフィール
実在とは。
大学・大学院で日本画を学び、余白と構図についての研究を行う。
2018年からは、日本画の技法「揉み紙」から着想を得た「皺」シリーズの制作をしています。
今回の個展は「皺」シリーズから発展した作品の展示となります。
かねてから、作品に発生した皺を描き取ったシリーズを同時に展開していましたが、今回はそこからさらに線を簡略化した作品を制作しました。
画材についても、墨や岩絵具のほかにレジンや蛍光ピグメントを用いています。
クラシカルな日本画材と現代のマテリアルの組み合わせは異質なのか。現代を生きるわたしにとっての日本画とは。答えのない虚な問いに静かに向き合う。