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J'aime la France

愛情表現

2018.12.25 22:15

海外の人は表現上手っていうけど

幼い頃から自然と培われてきたものなんだと

フランスの家庭の暮らしに触れてみると

よく分かる


挨拶がてらにビズ(ほっぺにチュッ)は普通

どんな関係性であってもする

子どもは、しょっちゅう抱き締められては

顔や頭にチュッチュッされ

愛情豊かな言葉で誉められる

周りで見ているこっちが

微笑ましくてつい笑顔になってしまうほどの

“豊かな愛情”を感じるんだから

受ける子どもは幸せに決まってる

満足度が高いのは見ていても分かる


体に触れることは

相手に気持ちを伝える最も原始的な行為

言葉がなくても伝わることがある


例えば、幼い子が頭をぶつけたら

手を当てて「痛いの痛いの飛んでけー」

ってするのは、こうやってするのよと

教えられた訳ではない

とっさに手が出る本能に組み込まれたこと


動物が子育てで、体中舐めたりするのも

皮膚接触に意味があるから

自然界に意味のないものは存在しない


更に、フランス人はとにかくおしゃべり

ずっと会話してる

本当にずっと

よくそれだけ話すことがあるな~


そうやって

体と言葉で気持ちを伝えることが

ごく自然に受け継がれてきたんだと感じる


言葉が発達して

日本人には何故か、体に触れる行為が

減っていって、家族でも頻度が少ないし

見知らぬ他人とビズなんてあり得ない

且、会話もそう多いとはいえなくて

わざわざ夫婦円満の秘訣は“会話”

なんて話があること自体が少ない証拠


日本人が表現下手なのは

そういう文化が受け継がれてきたから

なんだとつくづく思う


フランス人の生き方に触れて

少なくても、大切な人への愛情表現は

フランス式を目指したい