フィラリア予防をしない人=周りのワンちゃんの害になっている
飼い主さんの中には、フィラリアになんてかからないから予防する必要が無い、という人がいます。
ですがそれは周りの人がしっかりと予防をしているから。
また、予防をせずに感染すれば、感染源となって、周りの方に迷惑をかけることになります。
はっきり言って、フィラリアに感染するかどうかは運です。
今年は4件フィラリアに感染したワンちゃんがいました。
そのうち2件は全く予防をしていない。
また他の2件は、ちょくちょく予防をするのを忘れただけの人です。
予防をするのを少し忘れた方の場合、感染したフィラリアの数が少ないことが多く、最新のフィラリア予防法で、簡単にフィラリアを退治できたりします。
ですが、フィラリア予防をしない、という方に対して、こちらが強制することも出来ないので、周りのワンちゃん達に迷惑をかける可能性があることをしっかりと知るべきです。
日本全国のワンちゃんがフィラリア予防をちゃんとやれば、フィラリアの総数が少なくなるため、フィラリアに感染する可能性が、グッと減る訳です。
もし近隣のフィラリア予防をしてない方で、自分の家のワンちゃんの健康のさまたげになる!
と言えるほど中が良ければ、注意していただけるとありがたいです。
でも中々言えないですよね😂
予防する人が少ない地域として、栃木で働いていた獣医の方に話を聞いたことがあるのですが、通常、ワンちゃんの血管、特に肺動脈に寄生するはずのフィラリアが、猫ちゃんの避妊手術をしようとしてお腹を開いたら、その中からフィラリアが出てきたそうです。
本格的なフィラリア多発生地域ではこんなことも起こる、ということです。
当院周辺では横戸町、内山町、大日町のワンちゃんを検査すると、かなり陽性犬が見つかりますが、今年はこてはし台の中で3匹、他の地域で1匹のフィラリア感染ワンちゃんが見つかっています。
上に書いた3つの町からこてはし台に蚊が飛んでくるくらい、楽勝ということですね。
もしくはこてはし台内に、予防しないで隠れ感染源になっている人もいるのかもしれません。
ともかくこてはし台は美浜区や中央区などと異なり、簡単にフィラリアが伝染る地域であるということを忘れないようにしましょう。