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九頭竜

2024.09.26 07:49

https://www.nagareki.com/nagano/toga9.html 【九頭竜社(戸隠神社)】

概要: 九頭竜社は長野県長野市戸隠に鎮座している神社です。九頭竜社は戸隠五社(奥社、中社、宝光社、九頭竜社、火之御子社)の1社で創建は不詳ですが戸隠神社が勧請される遥か以前から信仰された地元神とされています。伝承によると九頭龍大神が戸隠山に天岩戸の岩戸を開け天照大神を出現させた天手力男命を勧請し自らはその守護神になったと伝えられています。又、鎌倉時代中期の建治元年(1275)編纂された「阿裟縛抄諸寺略記」によると嘉祥2年(849)、学問行者が飯綱山で修行していたところ戸隠山から頭が9つ分かれた龍が出現し悪事によりこのような姿になったと告げます。学問は法華経を唱えその竜を岩窟に封じ大磐石で穴をふさいだと伝えられています。

戸隠山の山容がまさしく9頭の竜のような形をしている事や当時の反朝廷的な土着民のことを「クズ」と呼んでいたこと、鬼女紅葉が朝廷軍によって滅ぼされた伝説があるなど興味深く九頭竜社境内が戸隠神社奥社と隣接するのも意味深く感じます。古くから神仏習合し本地仏として弁財天が祀られていましたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が排され神社となっています。

九頭竜社拝殿は木造平屋建て、入母屋、銅板葺、妻入、間口2間、奥行3間、正面1間向拝付、外壁は真壁造板張り、この形態は他の戸隠五社である中社、宝光社、火之御子社と類似しています。本殿は向かって右側の高台に鎮座、地形の形状からか、何らかの意味があるのかは不詳ですが違和感が感じられます。祭神である九頭龍大神は水神である事から雨乞い、虫歯、縁結、五穀豊穣、開運などに御利益があるとして信仰され多くの参拝者が訪れています。例大祭8月15日。

http://www.hakone-kohansou.co.jp/kuzuryuu.html 【箱根九頭龍伝説 】より

昔、箱根 芦ノ湖は、万字が池といって箱根権現の御手洗の池といわれていました。

 奈良時代から平安時代のはじめにかけてのことでした。夜になると池の西の住家から飛び出し、荒波を蹴立てて村にやってきては、人々に恐怖と危害を加える、とてつもなく巨大な怪獣、毒龍がいました。特に機嫌を損ねると暴れまわり、若い年頃の娘をさらったり、また、恐ろしい水害や疫病をはやらせて、村人を苦しませていました。そこで、古老を中心に村人は集まり、あれやこれや相談した結果、残酷なことだが、せめて犠牲者を少なくするため、毒龍の機嫌をとろうと、人身御供の娘をさしだす事にしました。

 ちょうどその頃、箱根の山に万巻上人というお坊さんが修行に来ていました。一万巻の経文を唱えたことから万巻上人と呼ばれる仏法の力をそなえた偉いお坊さんです。このことを聞いた万巻上人は、村に降りて来て、「それは非道なことじゃ、よしこの私がそんなことをしなくてよいように、御仏のお力でその毒龍を退治してやろう」といって、娘を生けにえに沈めるかわりに、池の底に向かって石段を造らせました。そして、祭壇を築き、三、七、二十一日、祈祷をつづけました。その声は静かな水面を伝わり、うっそうと繁った対岸の樹木にこだまし、高く低く、地底にひそむ毒龍に呼びかけるようにつづけられました。

 今日は満願という七月三十一日、上人の読経の声が最高潮に達し池面を震わせた時、池にみるみる渦が巻き、渦の真ん中からその毒龍が姿を現すと、静かに上人の前まで泳いできて頭を下げました。その片手には数珠と錫杖を持ち、もう一方の手には水瓶を持って、「どうぞお許し下さい。もう悪いことはいたしません」と、今までの罪をわびて深々と謝りました。さすがの毒龍も、上人の燃えるような仏の慈悲心にはかなわずに改心したのでしょう。そこで上人は、毒龍を鉄の鎖でつないで水底の逆さ杉に結びつけ、その頭を水晶の数珠でなでました。すると不思議にも、毒龍の頭が二つ、三つと増えていって、九つの頭の龍神になりました。万巻上人はようやく毒龍の罪を許してやり、これからは龍神として万字が池と村を守るようにしなさいといって、その化身を九頭竜明神とし、水辺に祠を建てて、市杵島姫尊と一緒に祀ってやりました。

 毎年、八月一日の箱根神社の大祭の前夜祭として行なわれる七月三十一日の湖水祭は、この九頭竜の霊を慰めるお祭りです。

参考:「箱根の民話と伝説」安藤正平、古口和夫著

発行:夢工房

 ここに紹介させていただいた代表的な伝説の他にも箱根には、龍神にまつわる言い伝えはまだまだあります。九頭龍神社は芦ノ湖の九頭龍伝説を今に伝える龍神信仰の聖地として、芦ノ湖坊ヶ沢に建立されております。またそこから湖沿いを少し元箱根方面に行くと、白龍神社が建立されております。

 当店では 箱根の龍をモチーフにした商品を販売しております。

https://kawanishilog.com/whatsnew/event-1160/ 【川西に残る 九頭竜の伝説】より

今から1,000年以上前の平安時代、清和源氏の祖とされる源満仲公が、住吉大社でお告げを受けたそうです。「北に向かって矢を射よ。その矢の落ちた地こそが居城にふさわしい」。

お告げの通り射た矢を追い、今の川西市鼓が滝付近にまでたどり着いたところ、白髪の老人からその在処を伝えられました。放った矢は、多田の地域をねぐらに悪行を働いていた雌雄二頭の竜「九頭竜」の一頭に命中していたそうです。この大蛇は、東多田地区にある「九頭の杜」に「九頭大明神」として祭られています。

多田の地を拠点とした源満仲公は、農耕に必要な治水工事を行い、耕作地を確保していきました。付近には、多くの池や沼があり、それらを統治したのが、伝説の起こりなのかもしれません。

https://www.anahitastyle.com/blog/692/【龍の王様『九頭龍』が持つ力は別格である!】より

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でもそもそも『龍』とは一体どんな存在なのか?

そして絶大な力を持つとされる『九頭龍』の謎やご利益などをご紹介したいと思います。

■日本で古くから神として崇められた『龍神』

※神様としての龍

『龍』は、紀元前10~3世紀ごろに古代中国から日本に伝えられ、日本各地で『龍神様』として神社や寺院で大切に祀られてきました。

日本では古くから、自然界のいたるところに神様がいるという特有の自然崇拝の形があり神聖な場所はその土地を守る神様がいると信じられてきました。

水のあるところに龍がいると言われることから、龍神は川や池、滝など水のある場所を守る水の神様である考えられてきたのです。

水は農業に欠かせないことから農耕の神としても信仰を集めています。

龍神は『水の神』として汚れを落とすだけでなく、縁結びなど様々なご利益をもたらすとも言われています。

■エネルギーの源である『龍』

※中国においての龍

古代中国の思想である風水において龍は、地上に流れるすべてのエネルギーの源であると考えられています。

大地から生まれるエネルギー(気)は全ての生物に宿る生命の源で、その源である龍は壮大なパワーを持っているとされています。

その計り知れないパワーで対人関係のトラブル回避、邪気払いなどに加え、財運や幸運を招き、どんな運気も上昇させると言われています。

中国において龍は皇帝のシンボル、守護神として大切にされ、特に皇帝しか所有することを許されなかったと言われる『五爪龍』はまさに皇帝の象徴として扱われています。

■絶大な力を持ち『神』とされる

『九頭龍大神』

龍の中でもその頂点に立ち、龍の王と言われるのが『九頭龍』

『九頭龍』とはその名の通り、九つの頭を持つ龍のことを指しています。

九頭龍が現れたという伝説は日本全国に存在し、各地には九頭龍大神を御祭神として祀る神社が存在します。

中でも長野県の戸隠神社の5社の一つである九頭龍神社と、神奈川県の箱根神社の境外末社である九頭龍神社は九頭龍大神を祀る九頭龍神社は全国的に非常に有名です。

2社の由来はそれぞれの土地によって異なりますが、開運、金運、縁結びなどのご利益がもたらされるとして人気のパワースポットになっています。

■龍の中でも『九頭龍』の力は別格!

龍の中では最強と言われる『九頭龍』ですが、その理由は一体何なのでしょうか?

・カギである『九』という数字

『九』は1~9の中で最終的な数字、つまり一番大きな数字であることから龍の中でも『最強の力』を持つのが九頭龍と言われているのです。

また中国において『九』という字は『久』の発音と結びつけられることから「永遠」「永久」を連想させ、なおかつ一桁の数字で最後の数であることから「無限」の意味を持つと考えられています。

九頭龍の力は別格でありそう言われる由来はこういったところにあるのでしょう。

https://crd.ndl.go.jp/reference/entry/index.php?page=ref_view&id=1000065620 【福井県の九頭竜川(くずりゅうがわ)について、九頭竜にまつわる神話、民話、伝説にはどんなものがあるのか。九つの頭にそれぞれ何か意味があるのか、宗教との関わりなども含めて知りたい。】より

回答

1.九頭竜川の名前の由来について

諸説あるが、主なものは以下のとおり。

○寛平元(889)年、平泉寺の白山権現が衆徒の前に示現され、その尊像を川に浮かばせたところ一身九頭の竜が現れ、尊像を捧げいただき流れ下って黒流大明神社の対岸に着いた。それ以降、この川を九頭竜川と名づけた。

○承平の頃(931年頃)、国土を護るために国の四隅に黒竜大明神が置かれ、このうち北は越前の崩山であった。この黒竜大明神の祭神は水体、黒竜王であり、その前を流れる川を「黒竜川」と呼ぶようになった。黒竜と書いてクズリュウと読ませた。

○「大乗院寺社雑事記」(1480年)の絵図に「崩川(くずれかわ)」という名前が見られ、「太平記」には黒竜神社を「クズレ明神」と記している。

*『九頭竜川物語』(建設省近畿地方建設局福井工事事務所)より

2.福井県内に伝わる九頭竜伝説について

「九つの頭をもった竜」や「九頭の竜が住んでいた」などが見られるが、竜を詳しく表現しているものはなく、竜のもつ意味はわからなかった。

●『龍:その多様な信仰と意匠』(福井県立歴史博物館/編・発行 2009)

p53~55:福井県に残る龍の伝説あり

●『千石平と九頭竜』(永平寺町教育委員会/編 1983)

  p61~66:九頭竜川に伝わる伝説あり

●『若狭・越前の民話 第2集』(杉原丈夫,石崎直義/編 未来社 1978)

  p116~117:「黒竜(くずりゅう)」

竜は架空の動物で、原産地はインドと中国であり、日本の神話伝説では竜の正体は大蛇である。(『いずみ村の伝説と民話』和泉村教育委員会p8参照)