No.42 セレクトシリーズ イーブイ
【全国図鑑No.0133】【タイプ:ノーマル】
不安定な遺伝子を持ち、様々な進化の可能性を持つポケモン。
現在は8種の進化が確認されている。
switchゲーム「ポケットモンスター Let'sGoイーブイ」の相棒ポケモン。
鹿児島県指宿市スポーツ・文化交流大使。
((株)ポケモンの期間限定プロジェクト「プロジェクトイーブイ」の主役であり、多くの企業・トレーナーとつなぎあった存在。
発売日:2018年12月22日
価格:760円(税抜き)
(本作・同時再販分からバーコード上面の値段表記消滅)
シール数:9枚(うち肉球4枚)
元記事:「タガネのポケプラジャーニー2018」Report59
「しんかポケモン」のイーブイは、8種の進化形の基本形態として印象深いポケモンだけれど・・・そのかわいらしさから人気も非常に高い。
今では専用の「Zワザ」・「ナインエボルブースト」で他の進化形ポケモンを「呼び出す」事まで出来るんだから・・・まさに可能性は無限大だ。
特徴としては特に、首元のもふもふした部分とか・・・顔、埋めたくなっちゃうでしょ。
アローラ(なぜか時勢に沿った挨拶)!
No.41であるセレクトピカチュウの発売から既に一年。ホビーサイト公式ツイッターにすらなんの音沙汰もなく(再販はあったけど)、ポケプラのシュプールが途絶えたとみるのが正しい中で・・・その日は突如として訪れました。
2018年8月末。商品写真が使われない状態ながら、イーブイの発売が発表されたのです。ツイッター企画「プロジェクトイーブイ」やアニメ・映画の露出度も高く、新作ゲームの発売を控えた中でついに・・・と言うべき所でした。
当時のホビーサイト公式からのキャプチャ。具体的にはこんな感じでした。
現在手に入るイーブイとは仕様が細々と異なるのが伝わるでしょうか。「8歳以上」というのはたぶんミスです。
発売直前までアニメ絵オンリーの紹介の他(ヨドバシ.comでは発売後もこちらを使用している)、当初は顔が3種存在することになっており、完成版のランナーにもその痕跡がないことから・・・どこかで製作し直したのではないかというのが管理人の推測です。
その後、10月にはホビーショーで展示。12月末、「プロジェクトイーブイ」の期間限定活動満了の翌日にめでたく発売となりました。
よって、「プロジェクトイーブイ」ではバンスピ側の開発ブログでわずかに言及があるのみ。
発売から1年半経った2020年5月、「おうち時間」が増えた中でようやく・・・「プロジェクトイーブイ(続)」ツイッターで紹介となりました。
※活動満了後も不定期に午前11:21に商品情報を紹介するツイッターになっていました
完成されたランナーにはブリッジなどはありません。
Bランナーは「ポケプラジョイント01」。
セレクトピカチュウのBランナーを共通使用できるように金型変更したランナー。本キットでは頭と前足に使用。
これゆえ、ポケプラのナンバリングキットとしては始めて(スタンド土台流用はありましたが)完全新規キットではありません。
また、本体ランナーのほぼ全てはKPSに変更されている模様で・・・ほぼオールPSだったこれまでのポケプラに不足していた経年強度についても大幅改善された模様です。
発売以来ずっと考えてきて・・・こればっかりは「触る」しか方法がないので解りづらい(完全確定とはしていない)のですが。
さすがに前回から一年半の間が開き、バンダイホビー事業部もプラモデル事業などを分離したバンダイスピリッツとなり・・・その間に発売された数々のプラモは、ポケプラをさらに進化させることになりました。企画担当も変わったみたい(みんなの物語ルギアから変更)?
代表的な部分がこちらの身体の合わせ部分。
上面にリブが張られており、特に接着した際に合わせ目が非常に出にくくなりました。他にも尻尾部分に使用。
これまでに組み込まれた組み間違え防止機構などは当然全て完備、これに加え、シール処理となる肉球部分は中央分けではなく肉球に沿った分割線を採用。
基部以外は別パーツになる耳も合わせ、塗装面でも最大限に配慮されています。気軽に買えて作れるプラモのイーブイということで・・・その姿は「子供向けプラモ」の域を脱しつつありました。
顔はげんき顔(通常)のほかにっこり顔(笑顔)が付属。セレクトピカチュウと同様、勘合は緩めなので差し替えられます。
頭の毛は双方のパーツにかかっているので注意。
完成前後。
げんき顔、目の白部分はモールドとシール。「赤・緑」の公式イラスト合わせか白部分が真円です(BIGイーブイでハイライト再現)。アニメ・現行公式イラスト寄りにしたい場合(現行イラストだと楕円が多い)は埋めて・削って塗り直すか白部分の範囲を広げてみましょう。
とはいえ、セレクトピカチュウと同値段・同サイズを実現した結果は良好です。
四脚はさんざん悩まされたような気がしますが・・・今回は四肢が短く膝可動を盛り込めない分歴代最高クラスの可動を有するに至りました。
ポケプラアクション・・・可動は頭・耳・首(ボール+軸)・尻尾(ボール+軸)・前足(前後・横曲げ+ロール)・後ろ足・もふ(前後左右)。
最大の特徴はもふ。本体・頭のどちらにも接続されず、独立したユニットを挟み込みます。
これにより、もふ自体を正面から「曲げる」事が可能に。歩くシーンなどを演出できます。
もふは可動に干渉することなく動かせるので、前足上げなども容易。
ねそべり。
もふのスタイリングが素晴らしい。
後ろ足は斜めに接続されており、前に突き出すことでおすわりポーズも可能。ブイズと言えばこれという人も多そう。
箱・再販など
「ポケモン ピカ・ブイ」イメージ、セレクトピカチュウと。
発売当時、セレピカの市場での在庫は枯渇しかかっていましたが、本作の発売とともにヨドバシなどでスポット的に(本来の出荷予定に書かれていない)再販。並べることが可能となりました。
以後も結構同時再版が多めです。
なお、「ポケプラクイック!!」では座ったポーズの通常イーブイ、眠ったポーズのおやすみポーズの2種類が発売、「ポケプラBIG」では全高20cmでさらに進化したイーブイが発売。
とはいえセレクトの可動性能も捨てがたいものがあるので各自の好みに合わせて。
箱は最初から「サン&ムーン」青バンダイ箱。
再販は2019年3・5月。
汎用ロゴでは再販がなく、新アニポケ箱に変更されて2019年11月から改めて再販です。
対象年齢表記も遅ればせながら追加。
新アニポケ箱での再販は2019年11月・2020年3・4・8・11月、2021年6月。
新アニポケ後期箱での再販は2021年9・12月。
レイアウト変更でピカブイの紹介が縮まっています。
新アニポケ箱での変更点は・・・A1ランナーの商標が強化されたこと(上:2019年5月再販分、下:2019年11月再販分)。
ポケモン社インターナショナル表記は海外でも販売できるように・・・って、他の11月再販分にはこの表記はなかったりして。
このあたりも謎の残るところで…果たして、当時ポケプラは海外販売の予定があった(もしくは今もある)のかどうか…
改造
ナギサ(野生の姿・スイレンのイーブイ)(2018.12)
アニメ「サン&ムーン」に登場のナギサは前頭をエポパテで整形し塗装することで簡単に再現可能。
相棒イーブイ(メス)(2019.1)
「ピカブイ」における別の姿。ぷちリボンなどを追加。
アニメ「新アニポケ」に登場したメスのすがたの作成法はこちらで。