インディペンデントな映画館と書店のある街へ
2024.07.20 06:43
ミニシアターよりもっと小さな、マイクロシアターと呼ばれる映画館に萌えています。
きっかけは、赤い鉄柵の階段があるアパートの203号室が、映画館になっている「シネマ203」を知ったことでした。こんな映画館、あり?ありなんだ!と知った時の興奮。調べてみると、日本のあちこちにいつの間にか増えていた!
なかでも、旧小学校の図工室をリノベーションした鳥取の「ジグシアター」の、ごろんとなりたい(なれる)ソファの誘惑たるや。こんな空間で、こんなふうに映画観てみたかった!という、眠れる願望が揺り起こされてざわざわが止まりません。
私は自分の部屋で、すっぴんにパジャマで観る動画配信も大好きですが、映画館というパブリックだから得られる集中と高揚があり、さらにマイクロな映画館には、館主たちの「自分ならこんなふうに観たい」に振り切ったアイデアがある。
そこでしか味わえない「映画体験」ができるんですね。
それって、本の世界で「独立系」と呼ばれた書店の在り方に似ています。
だったら、インディペンデントな映画館と書店が揃っている街にはおもしろいカルチャーが芽生えているに違いない!と、『メトロミニッツ』さんが特集として取り上げてくださり、鳥取と和歌山に行かせてもらいました。
おっとりとした湖の町と、かつて繁栄した紀州徳川家の城下町。まったく性格の違う2つの街ですが、生活と文化の混ざり具合がそれぞれに素敵なんですよね。
まだまだ行きたい映画館&書店がありすぎる。