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感情の置き場所

初記事で2018年を振り返る

2019.01.01 14:55

こんにちは、優月いちかです!

社会人劇団TEAM909で映像作品の脚本を書かせて頂いております。

劇団のブログではたまーに現れますが、初めましての方が多いと思うので、まずは自己紹介を!


映画やドラマの脚本家になるのが夢のアラサーです。

小学生の頃は、いつか小説家になりたいと思っていました。

でも小説家は何歳になってもなれると思い、若い時は若い時にしかできないことをやろうと、25歳くらいまでバンドやソロでボーカルをやっていました。

20代後半に入る時に次は何をやろうかと考え、そろそろ作家の勉強をしたいと思って青山にあるシナリオセンターという脚本スクールに通い始めました。

最初は小説家志望だったんですが、シナリオの勉強をしていくにつれて脚本を書きたいなと思い始めて、半年間の講座卒業後はドラマのシナリオを書いてコンクールに応募する生活を始めました。

去年の1月から社会人劇団TEAM909に加入させて頂き、映像作品2本の脚本を書かせて頂きました。

そちらと並行して、コンクールへの応募は続けております。

ここでは私が思ったことや感じたこと、平凡な日常とか、好きなものについて語っていきたいと思っております。なので、すーっごく内容が偏ってる時もあると思います(笑)

マイペースに更新していきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します<(_ _*)>


さてさて、初記事ですが年明け早々のタイミングなので、2018年を振り返っていこうと思います(笑)


去年加入させて頂いたTEAM909について。

人生初の劇団でした。

学生時代に演劇部などに入っていたこともありません。

初めての世界に飛び込んだ動機は、ストレスが溜まってたからです。

こういうと語弊があるかもですが、本当にそういう理由なんです(笑)


2014年の夏に作家養成を卒業して、それから3年ほどコンクールに応募する日々を送っておりましたが、見事に箸にも棒にもかかりませんでした。

初めてのコンクールでいきなり受賞する人もいれば、何年も出し続けて念願の入選という人もいる。コンクールは実力もそうですが、運が左右する部分もあります。

シナセンで知り合った仲間達の中でも年々シナリオから離れていってしまう人が増えてきて、コンクールの〆切に向けて一緒に原稿を読み合う機会も減っていき…いつの間にか、ひとりで書いて応募してという毎日になっていきました。


「落ちるのが当たり前」というメンタルでやっておりましたが、落選したら講評もなく、最終選考しか発表されないコンクールなどでは自分がどの段階で落ちたのか分からない。

これでいいんだろうか、私の脚本は面白いのかつまらないのか、いや落ちるということはつまらないということか、だとしたら何がつまらないんだろうか、誰か教えて…とぐるぐる負のループにはまり、徐々にモチベーションが下がっていってしまいました。


はぁ…なんか環境を変えたい…このまま自分ひとりで机に向かって書いてるだけじゃ無理になってきちゃった…新しいこと始めたいな…どうしようかな…。


と、ぼんやり電車に揺られながら考えました。


そこで、ふと「自主映画を撮るとかどう?」という声が聞こえました(心の中で)

しかし、恥ずかしながら今まで脚本を書いてはいましたが撮影に関しては知識無…それに演じてくれる役者さんの伝手などありません。

スマホを取り出し、Google先生で検索。

どこをどう辿ったのか忘れてしまいましたが、やがて某劇団員募集のサイトに辿り着きました。

そこで一番上に上がっていたのが、TEAM909の募集記事だったのです。

読んでみると、なんと主宰のBobさんの脚本サイトとブログのリンクが貼ってあるではありませんか!

どんな方なのだろうと読んでみると…


お、面白い!!!!!!( ⊙ω⊙ )カッ!!


気持ちよく伏線を回収する構成力と感情の流れ、セリフがイキイキしていてキャラの作り方が素晴らしく、一気に引き込まれました。

それから地元に着くまでの一時間ほど、ストーカー並にブログを読み漁って、改札を出る頃には「もうここしかなくない!?ここで勉強したいわ!!」という気持ちになっていて、速攻加入させて下さいとメールをしてしまいました(基本的に猪突猛進型なんです)


しかし送った後、徐々に冷静になってきて、だんだん「あれ、私やばいことしちゃったかも…」という不安が駆け巡り始めました(基本的にマイナス思考なんです)


あのサイトを見る限り、応募する人は役者志望の方がほとんどなのでは…。

私が送ったメールは「脚本書かせて下さい」です。

こいつやべーやつだな、いきなり脚本書かせてくれってどんだけだよと思われるかも…あかん、どうしよう…と、お得意の「勝手にマイナス妄想」が始まりました。


ま…まぁ、それなら無視してくれるよね!と無理やり妄想を終わらせ、心の片隅でお返事を待っておりました。


そしたらなんと!お返事を頂けました!!

まずは見学に…というお話になり(当たり前)数日後、人生初の劇団稽古へ\( 'ω')/


朝9時、新宿某所。主宰のBobさんと初対面です。

ブログの文章から、勝手にシュッとしたインテリジェンスな匂いを感じていたのですが、実際お会いしてみると見た目がファンシー(語弊あるかも)で、チェブラーシカに似ているなと思いました。…が、同意してくれる人が誰もいないのでズレてるかもです( ˙-˙ )

お話しした印象はクールな人だな〜という感じでしたが、意外にも笑顔が可愛くて(笑)

ゆるい時とやる時の切り替えがスパッとしていてリーダーシップもあり、劇団員からとても慕われている方です。


初稽古………

情けないですが………

緊張し過ぎて………

ほぼ記憶がありません………。


なんか、皆で集まって発声したりワークショップをやったり、部活みたいで懐かしいなぁと思いました。

バンドを辞めてから久しくそのような空間に身を置いてなかったので、純粋に楽しいな〜⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*という気持ちでした。

自分より10歳も年下の若い子達と付き合うっていうのもなかなか今の自分にはなかったですし、ここで与えられる刺激は閉塞していた創作活動に風穴を開けられそうだなと。

なによりメンバーさんが皆、明るくていい人達でですね。何もかもが初めてでよく分かっていない私に、とても親切にして下さいまして…。


3時間の稽古が終わった後、私の心はもう決まっておりました。

ここで新しい経験を積ませておくれやす!!

そしてめでたく?人生初の劇団員としての第一歩を踏み出したのでありました(๑・₃・๑)


私が加入した頃、TEAM909では1ヶ月後の新宿演劇祭の本番に向けて稽古を詰めている時でした。

勿論ここではなんの出番もありませんでしたが、ビラ配りとか友人に声を掛けて集客したり、本番では受付のお手伝いをさせて頂いたりして、そんな大したことはしていないはずなのに、自分のキャパが激狭なせいで秒で過ぎていってしまった1ヶ月でした。


本番後の打ち上げ。とても楽しかったんですけど…そのうち出演した役者の子達が泣き出してしまってですね。

びっくりしましたが、なんかいいな〜と感慨深い思いが湧いてきました。

仕事をしたり学校に通ったり、いわゆる普通の生活しているなかで、こんなに感情が昂って泣けることなんて滅多にないんじゃないだろうか。

何かにここまで本気になれるって、とても豊かなことだよな…。


と、この時は完全に自分事として考えておりませんでした。


まさかこの後、初の映像作品の打ち上げで自分が号泣することになろうとは…………。


新宿演劇祭の後、30分尺くらいの映像作品を撮ることになったので、演出をBobさん、脚本を私が書かせて頂くことに。

これがですね、とんでもない過酷な道のりだったのですよ。

(いや、大変だったのは私じゃないな…私が至らないばっかりに振り回されたBobさんと役者さん達の負担がとんでもなかったと思います)


まず、今までコンクールに応募する作品しか書いていこなかった私は、役者さんの人数、年齢、性別が決まった状態から脚本を書くということが初めてだったのです。

尚且つこれは実際に撮影するもの…社会人劇団だからそこまで制作費はかけられない…。

これは…コンクールよりも限られた条件の中で書かなければいけないのでは……。


ですが、やるしかありません。

それから1ヶ月半くらいかけて、Bobさんとやり取りをしながら脚本を書いていきました。


正直、めちゃくちゃ辛かったです。


改稿の際にBobさんたくさんアドバイスを頂いたのですが、直せば直すほど煮詰まって迷走に迷走を重ね、どんどん答えが見えなくなり、Bobさんとお話している時も迷路にハマって「まず話を整理しましょう」と言われる始末。


あぁ〜私はどうしたかったんだっけ。

何を描きたかったんだっけ。

何を伝えたかったんだっけ。。。


完全に行き詰まり、情けない限りですが、もう分からん!投げ出したい!!と何度も思いました。


でも、最終的に投げ出さずに完成できたことは、まずは頑張ったと思うことにしました。


そしてここで唐突に身内自慢入るのですが、Bobさんて本当に凄い方なんですよ( ˙-˙ )

とにかく粘り強さが凄くてですね。

脚本を書いていた1ヶ月半、しょっちゅう電話であーでもないこーでもないとお話をしていたのですが、こっちが考えている間もずーっと待っててくれたり、次の日仕事なのに明け方4時くらいまで付き合ってくれたりとか。

気が短い人だったら「お前もういいわ!!クビ!!」と確実に言われるレベルだったにも関わらず、完成まで持っていけたのは本当にほんっとーにBobさんのお陰でありました。


本来ならば、皆がコンクールで受賞か何かした後の初のドラマの現場とかで経験することを、私はここで経験できたのだと思ってます。

なんてラッキーなんだろうか。

だってプロの現場だとしたら、きっとスケジュールもタイトでたくさんのお金と人が動いてって…そんな状況ならばこんな迷走ヤローは即戦力外通告ですよ…。


紆余曲折ありながらも、ようやく脚本が完成し、参加してくれる役者さん達にお渡しして稽古開始となりました。

そしてこの稽古中も、私の分かりにくい脚本のせいでBobさんや役者さん達にたくさん迷惑をかけてしまいました。


原因のひとつとして挙げられるのは、とにかく私は「映像化されること」に対してイメージが出来ていなかったのです。

脚本は書いて終わりではなく、役者さんに演じてもらうもの。

そんな当たり前のことを、分かっていたようで全く分かっていなかったんだなと痛感しました。

登場人物達の感情の動きが分からない。

場面転換の裏で何が起きているのか分からない。

私が頭の中で想像していたイメージやニュアンスが脚本から読み取れない。

つまり、上手く伝えられていない。


撮影までの3ヶ月間、今思い返しても「辛かった」しかありません。

なんというか、私って脚本家としてこんなにダメな奴だったんだな〜と思って、完全に自信が無くなってしまいました。


でも、参加してくれた役者さんのひとりに「本読みの時から、この役をやりたいと思っていたので嬉しい」と言ってもらえてですね……( ; _ ; )


あるプロの脚本家の方が、脚本家としていちばん嬉しいのはどういう時かという質問に対して「この役をやりたいと言われた時」と仰っていたことを思い出しました。

あぁ〜こういうことなんだな…と、なんだか嬉しくなって泣けてきました。


そして無事に撮影を終えた後、3ヶ月間が走馬燈のようにぐるぐるぐるーーーー!!っと駆け巡っていき、とてつもない開放感からか打ち上げのお店に向かう途中で怒涛の体調不良に襲われた私。


お店に着いて乾杯をした瞬間、緊張の糸がぷつーんと切れて、大号泣しました。

やっと終わった…長かった…(厳密にはあと編集して音付けないと終わりではないんですけどね)


とても辛かった。

けど、脚本家として初めての作品をこの劇団で創ることができて、本当に良かったです。

私は幸せ者だ:*:・(*´ω`pq゛


私の初の脚本作品「ONE CARD」は、TEAM909のHPで観ることができます!!


占い依存者撲滅を目指す占い師が、悩める女子の望みを木っ端微塵に打ち砕いていくお話。

占いとの付き合い方をテーマに描きました。

是非観て頂けると嬉しいです。


↓YouTubeのリンクはコチラ↓


映像作品が終わった後は、夏にBobさん脚本・演出の劇団初単独公演があり、そこで初めて広報と製作チームでお手伝いをさせてもらって(例によってテンパリ過ぎて皆に頼りっぱなしだったから全然役に立ててなかったけども…(笑))

これも運営の勉強になったし、とても貴重な経験を積ませてもらいました(*´ω`*)


迎えた秋。

映像作品2作目の脚本を書かせて頂きました。

いくつか書きたいテーマはあったのですが、最終的に1作目とはまた違うテイストでいこうと思い、自身初のラブコメに挑戦しました。


これは書いていて、すっっっごく楽しかったです!

まぁ、相変わらず迷走はしたので、Bobさんにまたたくさん助けて頂きましたが…。

でも、吹っ切れたのか、主人公の進む方向が見えた後から一気に構想が固まって、気持ち良く完成まで持っていけることができたと思います。


そうは言っても正解のない世界ですから、本当にこれでいいのか、もっと面白い着地点があるんじゃないか、私の感性は正しいのか…そのような不安はずっと抱えながら脚本を書いています。

それはコンクールの作品でも同じです。

でも、色々考えたり悩んだりしても、結局最終的には頑張るしかないという結論に至ります。


しかし今は、書いていて凄く楽しいです。

正確には辛いこと7割、楽しいこと3割といった感じですけども…でもひとりで脚本を書いてコンクールに応募していたあの頃と比べると、格段に書く楽しさを得ることができました。


それは、自分が脚本を書くその先に、演じてくれる方達の顔が見えるようになったからだと思います。


勿論、まだまだ技術も知識も圧倒的に不足していますし、2作目の映像作品の際も役者さんに意図を上手く伝えられていなかったり、脚本家上に描かれている感情やリアクションがどこかズレていて演じにくいと指摘されることはまだあります。


それでも、稽古を通じて役者さん達と接して、どんな子達なのか分かってくるにつれて「このセリフをこの子に言ってもらいたい」とか、当て書きのようなものが楽しくなってきました。

微々たるものですが、1作目の時よりは、僅かながらも成長できたかな…と感じています。


2作目の映像作品は今、役者としても参加してくれたメンバーさんが編集をしてくれています!

アップされたら、またこことTwitterでお知らせしますので、是非観てください♡♡



最後に宣伝〜!!\(^ω^)/

来月の新宿演劇祭に、我がTEAM909が参加します!!


「世界一かわいいのは絶対私で後はみんなブスばっか。」


脚本・演出は、ここで何度も名前が出てきた主宰のBob氏✨

かわいくありたい女子の想いが錯綜する、猛毒エンターテインメント!めくるめく極彩色の世界です!!

お時間がございましたら、是非こちらも足を運んで頂けると嬉しいです〜♡♡

当日、私はお手伝いで受付にいる予定です(笑)

皆様のご来場を心よりお待ちしております!!

↓詳細はコチラ↓


そういえば先日、シナセンの作家仲間と忘年会的な飲み会をしたのですが…その時、突然こんな事を聞かれました。


「そういえば○○(私の本名)は、役者はやらないの?」


え??( ⊙ω⊙ )

役者??( ⊙ω⊙ )


今のところ、その予定はないけど…と答えると、「そうなんだ。せっかく劇団にいるならやってみればいいのに〜観に行くよ〜(笑)」と言われました。(←絶対面白がってるw)


確かに、一度役者を経験してみることをBob氏にも勧められたことがあります。

役者さんが脚本を読んで、どのようにお芝居を作っていくのか、どういうことで悩むのかを理解することは、自分で脚本を書いていく上で大きな力になります。


夏は無理かもですが、来年の冬にまた新宿演劇祭や単独公演があるようであれば、チャレンジしてみようかなと思いました。


2019年、今年もたくさんのことを経験して学んでいく年にしたいと思います!!


初記事から、とんでもなく長くなってしまった…_(:3 」∠)_


ここまで読んで頂けた貴方!本当にありがとうございました!!

皆様にとっても、よい年となりますように(*´ω`*)