独創
おはようございます。
暮らし、味わう。
食を通して豊かなライフスタイルを提案する
古民家カフェ&セレクトショップ テマヒマ
プロデューサー,バイヤーの太田 準です。
テマヒマブログの中で社会のデジタル化に対
して多少批判的な論調で書くこともあります
が、この裏通りの分かりにくい立地のお店を
地元の方だけでなくかなり遠方の方にも知っ
て頂きわざわざお越し頂くというのもネット
の時代でなければ考えられなかったことです
からテマヒマも恩恵を多大に受けています。
少し前にポーター賞受賞式の全面広告記事が
日経新聞に掲載されていて、そんなデジタル
トランスフォーメーション(DX)戦略につ
いての一橋ICSの名和教授の講演内容が興味深
かったので気になったところを抜粋してご紹
介したいと思います。
ビジネスマンとしてPlan,Do,Check,Actionの
PDCAサイクルということをよく使っていまし
たが同氏によればそれは前世紀的なもので、
今はOODAの時代だと。Observe(観察)、
Orient(状況判断)、Decide(意思決定),Act(行
動)。海兵隊発の発想だそうですが自立的に
瞬時に意思決定する仕組み。同様にKey P
erformance Indicator、KPI管理も古い、
OKR,つまり Objective(目標)とKeyResult(主
な結果)だけでよいと。ともに以前、柔軟と
いうテマヒマブログでご紹介したようなこと
にも繋がるように思います。テマヒマでは特
に目標数値みたいなものも置いてませんし、
今後も置くことはないように思います。その
講演ではデジタル時代に求められる力は超短
期と超長期の意思決定力だと締めくくってい
ます。テマヒマも長期的に目指すところはあ
りつつも、その場その場での最善の選択の積
み重ねで進化していければと思います。
マイケルポーター教授の競争戦略論は、他社
より優れていることよりも他社と異なること
を重視していますが、ポーター氏はこの受賞
式に寄せたメッセージで、日本企業は追従型
の戦略を行うところが多いが、
•独自性のある価値提供が対象顧客に出来ているか
•独自のバリューチェーンが反映されているか
•何をやるか、やらないかの選択
が中心的な考え方だと述べています。
テマヒマならではの提供価値とは何か?
ランチやスイーツのメニューを考える際にさ
えそんなことを言いながら試作・試食してい
ます。もちろんその価値が一人よがりでなく
お客様にとって価値あるものであるかどうか
は忘れてはいけませんが。そして兎角他と比
較しがち比較されがちですが、自分達がどう
ありたいか?も忘れてはいけませんね。
今日はテマヒマ店内の大掃除をしたいと思い
ます。それではよい一日を!