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今、この瞬間にフォーカスして自然を感じる

2024.07.24 03:49

Facebook近藤裕子さん投稿記事  ☘️自分らしく 諦めず☘️

 「独歩青天」  独り青天を歩く

真宗大谷派の寺院のご住職、清沢哲夫氏の著書『無常断章』に、「此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ 危ぶめば 道はなし

ふみ出せば その一足が 道となる その一足が 道である

わからなくても 歩いて行け 行けば わかる」という詩があります。

プロレスラー、アントニオ猪木さんが引退式のときに詠まれたのがこの詩です。

人生は、悩み迷い、困難の連続です。結果なんて誰にもわかりません。

だからこそ、その命を生きる「今」を受け入れ、自らを大切にし、しっかりと今を生きていきましょう」という願いが込められています。

「青空の下を自分らしく生きる」私の願いです。


https://kossan.org/70750/2019/06/15/%E7%8B%AC%E6%AD%A9%E9%9D%92%E5%A4%A9/ 【独歩青天】より

人間の成長過程をたどってみると誰でも「オギャ!」と赤ん坊で生まれ、2歳ぐらいになると、「私のママ」「私のオモチャ」というように、「私」という自我意識が芽生え「私」にとって大切な絆を意識するようになります。

「三つ子の魂、百まで」と言われるように、この時期に無条件の愛情に育まれることは、健全に成長するうえでとても大切です。

さて、次の第2ステップの少年期から青年期にかけての課題は「自立」です。

自らの自由意志をもって「自分で生きる」という積極的な生き方に転換することです。

特に青年期は孤独で不安なものです。今までの家族との絆から決別して「青年は旅に出る」ものですから。

親も、昔から「可愛い子には旅をさせよ」と言うとおり、一度居心地の良い家庭から我が子を外に放り出す勇気が求められます。

青年期の課題は、この不安・孤独を克服する自立の新たな根拠・土台を確立することです。

青年期に自立の土台がしっかりと形成されないと、世間の目を意識しすぎたり、会社等の所属する組織に飲みこまれたりしてしまいます。

言うまでもなく、世間も組織も究極のところ当てにはなりません。

残念ながら多くの人は、自我意識から脱することが出来ず、他を意識しすぎて世間や所属する組織から承認されることが安心の根拠となっているようです。

40~64歳の引きこもりが61万人を超えているそうですが、世間から自立し世間の価値観から自由になっていれば、引きこもりも引きこもりではなく、一次的な社会からのピットインとして英気を養うきっかけになるはずです。

「独歩青天」の真に自立した自由な人間となるには、先ず世間や組織から自立し、孤独に自己に沈潜し、自我の意識のあれこれの思いの届かない心の源(ソース)に立ち返ることです。

神仏は不可思議な心源にこそ居まします。

人間にとっての究極の拠り所・自立の根拠は、今も昔も心源の精神性にしかありません。

禅の修行は、その心源に徹する最短の道ですが、一般の人にはハードルが高いかもしれません。

でも、心源の精神性を体得することは誰にでもできます。

自分を支えてくれている天地の限りない命に気づき、感謝し賛嘆することです。

「ア・ス・モ」の真言を常日頃唱えることです。

「ありがたいな! すばらしいな! もったいないな!」と、日々暮らことです。

すなわち、悠久の天地を自立の根拠とすることです。


https://www.radionikkei.jp/campradio/202210_1.html 【2022年10月のマンスリーゲスト 俳人・堀本裕樹さん】より

10月のマンスリーゲストは、俳人でもあり、より多くの方々へ俳句の楽しさを伝える活動されている、堀本裕樹さんです。

オープニングトークでは、秋といえば...ということで、MEGUMIさんは「読書の秋」。最近は寝る前に小説を読むことにハマっています。ゲストの堀本さんは「食欲の秋」。秋になると食べたくなる食材といえば「松茸」だそうです。「焼きますか?土瓶蒸しにしますか?それともご飯に炊き込みますか?」と矢継ぎ早に質問をするMEGUMIさん。「どれも美味しいんですよね~」と唸る堀本さんですが、出身の和歌山県の山で松茸を採りにお父さんと行ったことがあるそうです。「自分で見つけた時はすごくテンション上がりました。獲ったど~!って感じでしたね」と、興奮を思い出します。「山の中でも松茸は分かりづらいんです。枯れ葉とかに隠れて紛れていることも多いので、ある程度、目利きでないと、見つけられないんです」堀本さんが松茸獲りの経験談を語ると「やはり、そこはかとなく奥に生息しているのが松茸なんですね?でも、それは喜びも格別ですね。」とMEGUMIさんも興味津々です。さらには「獲れる時には松茸がカゴいっぱいになり、小学校・中学校時代には散々食べました。」と羨ましい当時のエピソードに「羨ましいですね。食べたい!」と食欲が掻き立てられます。そんな話から、健康の話へ。堀本さんが日々、健康のためにやっているのが散歩。「吟行」という、散歩をしながら季節を感じ、季語を見つけて句を詠む文化があるので、目の前が海という絶好のロケーションで暮らしている堀本さんは日常的に吟行も楽しんでいるそうです。俳句を作るにあたっても外に出て、自然に触れて感覚を鋭敏にすることが大事だと教えてくれました。「しがらみに囚われていない、今、この瞬間にフォーカスして自然を感じることが素敵ですよね。座禅に通じるものがありますね。」と、MEGUMIさんも実体験に照らし合わせます。偶然にも堀本さんも座禅好き。座禅と俳句との共通点「今を感じる」ことの大事さでマニアックに盛り上がりました。

堀本さんの活動内容について、たっぷり伺いました。

お笑い芸人・又吉直樹さんとも交流がありますが、きっかけは世界初の句会を観客に観せるライブイベント「東京マッハ」に又吉さんが観に来たこと。そこから2年間、文芸誌「昴」の誌上で、又吉さんに俳句を教えていきました。

堀本さんが「僕自身はとても勉強になりましたね。又吉さんに俳句のイロハを教えるという使命と、この2人のやりとりを読者が理解するように進めなければいけないという2点を意識しながら、どう俳句を伝えていくかを考えました」と、とても真剣に取り組まれた様子。

ちなみに「東京マッハ」は、千野帽子さん、作家の長嶋有さん、ゲーム作家の米光一成さんと専門俳人の堀本さんの4人にプラスゲストを迎え、俳句を持ち寄り、観客から人気投票を経て、作者を伏せた状態で批評する、漫談のように楽しめる公開句会ライブ。自分の俳句がリアルに評価される緊張感を楽しみながら出演する堀本さんは今後も、色々な分野の方々とコラボしながら、様々な場所で俳句の面白さを広めたいと活動を続けていきます。「俳句の映画化とかも楽しそう」とMEGUMIさん。対して「色々な形から俳句の魅力広がれば嬉しいですね」とさらに俳句への熱い思を語りました。堀本さんの活躍、楽しみです。

そしてアウトドアをテーマにトークを展開します。先ほども話に出た出身地の和歌山・熊野本宮での幼少期のお話。川で泳いで、帰ってきてスイカを食べるという何気ない日常の中にいつも自然がありました。熊野本宮は清流があって奥深い場所に位置していることから、川と山が常にセットになった原体験を語ってくれました。そこから海への憧れがあり、5~6年前に湘南で海の側に住んでいるそうです。「常に海風が入ってくるので浄化されますね」と大満足な堀本さんでした。

さらに将来のお話へ。「5年後は、コロナもより落ち着いて、仲間と色々な土地で吟行できたらいいですね」と願いを込めて語る堀本さん。「日本国内はもちろん、海外でも詠んでみたい」と夢は膨らみます。生まれたばかりの娘さんと10年後くらいには、一緒に旅行やキャンプなどなど色んなことをしたいと、お父さんの顔ものぞかせます。「おじいちゃんになった時には、死ぬ間際まで俳句を作っていたい」と話す堀本さん。「堀本さんの辞世の句(死を前にして書き遺された句)は興味ありますね」と2人で盛り上がります。「でも、俳句って一生、出来ますよね」と、俳句の楽しさや奥深さにMEGUMIさんも魅了されていきました。

今週も堀本さんの選曲でお送りしましたが、今回はTHE BOOMの曲を紹介した堀本さん。永井真理子さんと同じくらい好きなTHE BOOM。実は、2016年に番組「NHK俳句」で選者として出演された時に、THE BOOMのボーカル・宮沢和史さんがゲストとして出演され、共演を果たしました。宮沢さんがテレビ番組に出演している印象があまりなく、まさか出演されるとは思いもよらなかった堀本さんは、感激のあまり半泣き状態だったとか。番組では、宮沢さんが俳句を作り、その句評をされたのですが、「ホント、おこがましいことをやっているな。とんでもないことだ!」という気持ちでしたと堀本さん。「テンションが難しいですよね。でも、俳句を通じて憧れの人に会えるというのは、夢がありますね」と、笑顔のMEGUMIさんでした。