【21-23 SID ULTIMATE】サスペンションのグレードアップ
ロックショックスのSID ULTIMATEの50時間メンテナンスついでに、ダンパーを最新のCharger Race Day 2 Damper 3Position(チャージャーレースデイ2ダンパー3ポジション)へグレードアップしました。
オーナー様がご使用のSID ULTIMATEは2021-2023モデルとなり、チャージャーレースデイダンパー搭載のモデルです。
こちらはロック機能が付いているだけですので、調整機能など無いに等しいです。
より多用途に使えることでしょう!
今回お選びいただいたのは切り替えはハンドルの所に付けるリモートレバー操作のタイプではなく、クラウンにレバーが着くタイプです。
オーナー様はchiselを自走アプローチで里山に入るご使用〜パーク使用と楽しまれており、トラブルの少ないこちらのタイプを勧めいたしました。
ハンドルにリモートが付くと転倒時にケーブルを引っ掛けて破損したりもしますし、 ケーブルをつたって泥水がクラウンまで辿り着き、悪い影響を与えたりもします。
ハンドル周りもゴチャゴチャしますしね。
瞬時に切り替えを行いたいなど、クロカンレースに特化させるならハンドルリモートが良いでしょう。
アウターレッグ内の清掃、オイルアップも含まれるためもしご依頼されるならば50時間使用を超えた段階でのメンテナンスと同時作業が良いかと思います。
ダンパーだけでも5万円を越えますので…
見た目はあまり変わりませんが、中身は大きなグレードアップとなりました♪
他にも気になった箇所のメンテナンスをついでに行いました。
ドロッパーレバーの戻りが悪く、よく見るとインナーの鋼線が一本切れてます。
転倒時にケーブルが強く引っ張られて負担がかかってしまったでしょうか。
しかし、これが原因ではなくて、犯人はドロッパーから伸びてるアウターケーブルの折れ曲がりでした。
フレーム内部にケーブルを通すインターナルタイプの場合はサドルの上げ下げする際にはシートポストとケーブルを連動させて動かさないとまずいので、無理に下げるとこんな事になります。
chiselの場合はBB下にケーブルを固定する小物がありますのでケーブルがフリーに動きませんので、特に注意が必要ですね。
ご近所の里山に限らず白馬岩岳、ふじてんなども走っているオーナー様、ブレーキパッドもそれなりに減っていたので交換です。
ディレイラーも今回ご一緒にグレードアップです!
SRAMディレイラーはNXまでは大変剛性感が乏しく、変速のもたつきや、雑に扱うとトップ側でのチェーン外れが頻発します。(UDHなどのエンドならそこまで不具合起きません)
しかし、GX以上のグレードからは一気に剛性が上がってレスポンスが桁違いです。
シフターはどうも見つからず、旧型のシフターを出してくださる代理店が見つかり、取り寄せました。
当時の価格なので、とてもお安かったです笑
NXシフターのクランプ方式よりも細かい位置出しも可能なので、好みに合ったセッティングも出せますね。
正直シフターは旧型は操作感がやや重めですが、それでも変速レスポンスは桁違いにアップです!
ご依頼ありがとうございました♪
また一緒に走りに行きましょう!!