『W旦那+(プラス)』 はじめてのおつかい38 三代目妄想劇場 特別編
2018.12.28 23:00
隆二がキッチンのドアノブに触れた時、臣の歌が終わり隆臣の声が聞こえてきた。
「おとーしゃん、パパってたぁくんのパーパのことなの?」
臣「他に誰がいんの?」
隆臣「パーパしゅき?」
臣「ん、一番好き」
隆二「……」
隆二の手がドアノブから離れた。
くるっと後ろを振り返り、真顔で言った。
「すみません、3分だけ待ってもらえますか?」
直己「いいよ」
ELLY「babyは先にゲストルームへどーぞ♪」
「あ、ありがとうございます」
ELLYに案内されて陽翔親子がゲストルームに向かった。
隆二は一人でキッチンへ入っていった。
隆臣「あ‼パーパ♪」
隆臣が隆二に駆け寄り、そのまま抱き上げられた。
隆二「ねぇ、たっくん」
隆臣「なぁに?」
隆二「臣とダチョウさんしてもいい?」
隆臣「しゅるの?いーよ♪」
隆二「ありがと」
臣「なに?あらたまって…」
隆二「いいから…」
隆二は隆臣を片手で抱いたまま臣に顔を近づけた。
「CHU」
隆臣「きゃあ♪」
隆二「ほら‼たっくんもパーパにダチョウさんして」
隆臣「やーら😳」
臣「お髭ツンツンしないよ、隆臣」
隆臣「そーなの?」
「んちゅー❤」
隆二と隆臣が軽くキスしたのを見て、臣が大きく二人を包み込んだ。
隆臣「しゅきしゅきね❤」
健二郎「あー…多分、今いっちばんええとこやのに…」
着替えを済ませて廊下に出てきた健二郎がADの肩を叩いた。
AD「…そこ、つっこまないで下さい💦」
健二郎「いやぁ、お察しします」
なぜかADと健二郎がハグしている。
直己「健二郎、その格好…」
「パーフェクトだな 笑」
ADと肩を組んで健二郎がにかっと笑った。
「ミャーーーオ」
リビングから大きな鳴き声が聞こえてきた。
隆臣「あー❗ニャーにゃ、おっきしたね👀💕」
隆二「これは…」
臣「まずいな💦」
つづく