ボヘミアングラスのセット、ブラック。
7/1に掲載したボヘミアングラスのセットの姉妹品、こちらはブラックのセット(高さ デカンター 23 cm、ミニタンブラー 4,5 cm)。同じく1920年頃の物。赤いほうは華やかでしたがこちらはシックな感じで、タンブラーも小さい。デカンターのトップはかなり大きくて重たいです。高級感あるセットです。
暑い、暑いと言っているうちに七月も終わる、暑いからお客さんは来ない、僕の集中力も低いので本を読んでも続かない、何をしても疲れ易い、気持ちいいのはプールに使っているときくらい。それでも今とても面白い本を読んでいる、台湾のホームレスについての本だ。読みながら時々独り大声上げて笑っている、それくらい面白い。最近古本ばかり読んでいたので久し振りに街の書店に行き人文系のオススメコーナーから選び本を買った(読み終わったら紹介します)。新聞の書評欄も読まなくなって久しいので近刊の本に関しては僕は何も知らないし追っかけてもいない。ただ、偶然の出会いを大切にしている。例えば、僕が中国系フランスのピアニスト、シュ・シャオ・メイのゴールドベルグ変奏曲のCDを持っているのは偶々NHKラジオを付けたときに彼女の演奏を聴いたのが切っ掛けだ。イギリス19世紀初頭の作家、ド・クインシーの小説も近くの古本屋の100円本コーナーが始まりだ。作家、広津和郎を知ったのも彼の徳田秋声に関しての評論を読んだのが切っ掛け。
暑いから人は来ない、時間はたっぷりあるのにダラダラしてしまいしなくてもいいことを優先してしてしまう。リチャード・ブローティガンの「アメリカの鱒釣り」の一編を日本語と英語で読み比べて遊んだりして、地味に楽しい。パイプを喫う、何かちょっと書く、本を読む、コーヒー啜る。どれも長く続かない、どれにも集中出来ない、でもそれはそれで楽しい。僕の最も好きなブローティガンの小説“So The Wind Won’t Blow It All Away”、これ、翻訳は出ているのだが、タイトルが「ハンバーガー殺人事件」なのだ。どうしてこんなタイトルになったのか、この本を取り寄せて読みたいとは全く思わない。
では、皆さん、お元気で、暑いですがどうにか思考力だけは維持して下さい。
See you soon.