霊界での生活
人は死後、「幽現界」→「幽界」→「霊界」→「神界」の順序であの世を旅します。
そして、私たちの真の故郷である霊界は、下記のような世界。
「他者に貢献できる魂になりたい!」と、大我に目覚めると、その魂は幽界から霊界へと移動します。
このとき、名前・性別・姿は必要なくなり、光だけの存在となります。
そして、魂の家族がいるグループソウルに溶け込みます。グループソウルには、それぞれの魂が積んだ経験と感動が溶け込んで、叡智となっています。
グループソウルは霊界にいくつも存在しています。人間界に無数の家族が存在するのと一緒です。
因みに、守護霊も同じグループソウルのファミリー。
現世で試練に見舞われた際、メッセージやインスピレーションがもたらされますが、それはグループソウルの叡智によるものです。
幽界は階層の世界です。そして、霊界も同様に無数の階層から成り立つ広大な世界。
ただ、現世の高層建築のように、上下の階が仕切られているわけではありません。
例えるなら、ショッピングモールのような吹き抜け構造。階層間に明確な境界線はないのです。
また、幽界も霊界も、私たちが今住んでいる物質界と重複して存在しています。言うなればパラレルワールドでしょう。遠く離れた場所にあの世があるわけではないのです。
幽界では、自分の思いで直ちに好みのモノや環境を作り出すことができます。テレパシーで互いの心が通じ合い、行きたいと思う所へ瞬時に移動可能。
⇒このような幽界での特質は何一つ欠けることなく、そのまま霊界へ持ち越されるようになります。
それどころか、それらの全てがより完璧に高められて実現することになります。
幽界で展開していた環境は、地上時代に各自が抱いてきた物質的欲求の反映。一人一人が思いのまま勝手に作り出した幻の環境でした。
⇒しかし霊界には、もはやそうした地上的欲求を持ち続けている者はいません。
霊界の同一階層では、霊的成長が同レベルの者が集まって生活しています。なので、階層の環境は、各自がバラバラに作り出したものではなく、全体の心が反映した調和のとれた一つの世界となっています。
霊界の環境は幽界と比べ、全てにわたって遥かに美しく輝いているのです。
霊格の高い魂たちが集まる上の階層に行けば行くほど、取り巻く環境は美しさと輝きが増していきます。
霊界はとても素晴らしい所です。それは多くの霊界通信で断言されています。
人間界にはない美や色彩、音楽等に満ち溢れています。しかし、その美麗さを表現するのに、地上の言語や物では例えようがありません。それほどまでに霊界のビューティーさは地上を超越しているのです。
霊界での時を経て、更に魂に磨きをかけたいと決意したとき、経験と感動を求めて再び人間界へと再生(輪廻転生)してくるのです。
この世とあの世を何往復もして、魂は輝きを増し、ゴールの「神界」で神と一体になるのです。